台風12号直撃上陸するも暑さを連れ去る異例のブーメラン台風!?

台風12号上陸

暑さを連れ去ってくれるイメージです

異常な厚さが続いているので、身体にこたえている人も多いのではないでしょうか。
なんと言っても「命に関わる深刻な暑さ」とまで言われるほどですからね。
まだ7月だと言うのに、最高気温は観測史上を覆してしまうほどの記録的な暑さ!!

本当に暑い(熱い)!!

そんな中、暑さを連れ去る知らせが騒がれています。
台風12号の接近です!!

正直嬉しいと言っていいのか分かりませんけど、この台風12号はもろの関東から西日本にかけて上陸していきそうなのです。

しかも、異例の動きとなる逆ブーメラン台風となっています!!

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台風12号上陸のメリット

普通に考えたら、「台風が上陸するなんて嬉しくない!!」と口を揃えて言われることでしょう。しかし、今回の台風12号がきてくれるおかげで、この殺人的な暑さから一時的に解放されるのです。

すでに週間予報では、関東から西日本にかけての最高気温が3~7℃も下がる見込みとなっています。気象庁の予報では、関東は28℃まで下がる県もちらほら出ているほど。西日本豪雨によって大きな被害を受けてしまった岡山や大阪も32℃まで下がる見込みです。

本当は、西日本でも30℃をきって少しでも熱から身体を涼めることができればと思ったのですがなかなかそうもいかないのが現実…
まだ、現時点から変動はあると思うので、もしかしたらもう少し涼しくなるかもしれないです。

基本的には、北海道や沖縄以外の地域で、7月28日(土)、29日(日)がここ最近の中で一番涼しくなるようです。

これも、小笠原諸島の沖ノ鳥島近海で発生した台風12号(ジョンダリ)が、西に向かうのではなく一旦東に向かってからブーメラン台風のように関東目掛けて返ってきたらおかげ。とは言っても去年(2017年)の台風18号のようなブーメラン台風ではないのです。向きが逆になっています。これはかなり異例なことで、珍しい台風の動きです。

404 NOT FOUND | 災害対策know the
生活の中の小さな事から大きな事まで対処したい!!

ここ数年いままでの、台風の定番進路となっていた沖縄から北上して九州を抜けて本州の北を通っていくルートをあまりにも来なくなったため、海水温度が上昇し続けてサンゴが白化していく現象が起こっていますけど、逆に言うと台風がくることで海水が混ぜられて海水温度が下がるなどの効果があるように、台風がくることで気温が下がるならある意味ではメリットもあるんですよね。

台風12号上陸のデメリット

とは言っても、台風が上陸するとなるといい事ばかりのはずがないですよね。

台風 = 災害

の代名詞ともなっていますから、油断のならない相手なのは間違いありません。西日本豪雨で被災して間もない地域にとっては、特にそうでしょう。暑さの一休みを安心してできるものではないですからね。

なので、台風が本当に来るのか来ないのかの進路と、どれだけの破壊的な勢力をもってくるのかが気になるのはところですよね。

例外的な動きの台風なので、注意がかなり必要!!
季節風や恒常風に逆らうように移動しているので、台風の気合が違うます!!

台風12号は上陸するのか

現時点(2018年7月25日)では、確実に関東から上陸して本州を西北へと見事に抜けていきそうです。※台風情報の見方に関しては「台風 -どこへ行くの?台風情報で知る」をご覧ください。

台風12号の進路
2018年台風12号

気象庁|台風予報より参照

予報円の真ん中に行かなくても、やはり上陸ルート確定ですよね…
なので、7月28日(土)、29日(日)に台風12号がきます!!

台風12号の勢力

いまのところは発達している段階なのでなんとも言えないですけど、そこまで強くないですね。

textマーク 7月25日時点の予報(気象庁参照)

・中心気圧 – 996ヘクトパスカル
・進行方向と速さ – 北北東 10km/h
・最大瞬間風速 – 30m/s

なので、一瞬大したことがないように思えますけど、台風はこれから発達して成長していくので油断は大敵!!私は、九州や沖縄の台風を長く経験しているのですが、「台風がそれほど接近しないから…」とは「このぐらいの勢力なら大丈夫」と甘くみている時に限ってとえらい目に遭っているので、上陸すると分かっているからにはそれ相応の準備をしておくのが一番です。

textマーク 7月28日15時の予報(気象庁参照)

・中心気圧 – 975ヘクトパスカル
・進行方向と速さ – 北 35km/h
・最大瞬間風速 – 50m/s

気象庁の予報では、台風上陸予定の28日(土)にはそれなり発達し勢力を強めながらくるようですから。移動スピードは速くなるので、すぐに通り抜けて行くでしょうが、その分あっという間に接近してくるので前もっての備えが大切になります。

メリットともなる気温が下がる要因となっている上空の寒気は、大雨を降らせる雨雲ともなるので注意が必要です。特に、西日本豪雨の被災地にとっては、また雨になってしまうでしょう…
上陸してからどれだけ勢力が衰えるか分からないですけど、状況が状況なだけに台風が運んでくる雨にご注意ください。

※7月28日(土)現在はかなり状況が変化しました。その違いも興味深いのです。

2018年台風12号 情報2

気象庁|台風予報より参照

進入角度が大きく変わり、関東から上陸が「東海から上陸」になりました。
そのため、西日本豪雨の被災地をもろに横断していくことに…
そして、そのまま九州にまで上陸する可能性がでてきたので、かなり鋭角なブーメラン台風になりそうです。

西に向かって東に折れるブーメラン台風ではなく、東に向かって西に折れるブーメラン台風としては見事な弧を描く形になりました。予報円の南へ南へと寄っていくと、鹿児島にまでいくかもしれないですね…

最終的に、鹿児島にまで来てからループしてから去っていきました。
色々な意味で、本当に異例な動きをして行きますね…

ブーメラン&ループを見事にきめていった台風12号(ジョンダリ)

台風12号が鹿児島に!!

台風12号の現状からのまとめ

今回の台風12号は上陸ルートがほぼ確定しています!!
ある意味のメリットとして、この尋常ではない暑さを一段落つけてはくれますが、まだまだいまからが夏本番なのでまたすぐに暑さも返ってきます。

なので、まずは目の前の迫る台風に対しての暴風対策や、思わぬ被害が起きた時のための避難準備も視野に入れて対処していきましょう。

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