2019年5月10日8時48分に、 震度5弱(M6.3)の地震がありました。
日向灘は、南海トラフに関係している場所となっているので今後の影響が気になるのではにでしょうか。
日向灘での地震
日向灘は、過去に『日向灘地震』と命名されている地震プレートがあることでも有名です。
そして、日向灘のプレートでは定期的に大規模の強い地震が発生しています。
日向灘地震
・1931年 11月2日 M7.1
・1939年 3月20日 M6.5
・1941年 11月19日 M7.2
・1961年 2月27日 M7.0
・1968年 4月1日 M7.5
・1969年 4月21日 M6.5
・1970年 7月26日 M6.7
・1984年8月7日 M7.1
・1987年3月18日 M6.6
・1996年10月19日 M6.9
・1996年12月3日 M6.7
今回発生した、M6.3の地震が23年ぶりの日向灘での大規模地震になるわけです。
久しぶりのM6以上クラスの地震ですが、日向灘では珍しいレベルではないことも分かります。
M7.5クラスの地震は、200年に1度の間隔で発生するとされているので、前回が1968年ですからまだ間隔的には発生しにくいようです。
とは言っても、必ずではないので予想よりも早く発生する可能性もあるので油断はできません。
2019年5月の日向灘での地震の特徴
2019年5月10日8時48分に、震度5弱でM6.3の地震が発生しましたけどその直前の7時44分に震度3の地震が発生していました。
震度3なのでそれほど揺れるものではなかったのですが、結構長く揺れる地震でした。
その約1時間後に、震度5弱の地震が発生したわけです。
その時に、桜島が噴火するようなドーンッ!!という激しい音を聞いた人が何人かいましたが、その日は桜島は噴火していないのでその音の原因は不明です…
2019年5月11日8時59分に余震と思われる、震度4でM4.9の地震発生。
しかし、震源地は東にズレて南海トラフ寄りになりました。
さらに、2019年5月12日15時7分にも、震度3でM4.3の地震が発生しました。
この地震もまた、四国よりで南海トラフに近い震源となっています。
さらに続いてではないですが、2019年5月15日14時29分に震度3でM5.5の地震が奄美大島北東沖の震源で発生しています。
震源地が移りながら発生しているので、この辺り一帯のプレートに異変があるようですね…
日向灘での地震は南海トラフと関係があるのか
こうなると心配なのは、南海トラフ地震発生に影響があるのかということですよね。
そもそも、日向灘での地震のプレートは南海トラフ地震の一つとなる南海地震のプレートと隣接しているものです。
なので、南海トラフ地震の前兆とみられる地震が発生した時に行われる「南海トラフ地震に関する評価検討会」になる地震となるわけです。
今回は、その条件にギリギリ入っていないという事ですが、もはや近い状態でした。
詳しい条件については「南海トラフ地震が近い!?対策と備えが必要なのはいま!!」に載せてありますので参照してみてください。
南海トラフ地震への前兆か
今回の日向灘での地震は、南海トラフ地震の前兆とみる専門家もいます。
日向灘での地震の前には、地震雲が発生していました。
そして、実際に日向灘で地震が発生したのですが、今度は5月14日から15日にかけて地鳴りを聞いている人がSNSで多数の投稿されました。
それが、今後の南海トラフ地震などの地震と関係するのかは不明ですが、このタイミングでの地鳴りはちょっと怖いですよね…
間違いなく言えることは、南海トラフ巨大地震の発生は間違いなく近づいているということです。
すぐ隣のプレートが動いたのですから、影響がないわけがないですからね。
南海トラフ地震の前兆も公表は慎重
もし、日向灘の地震が南海トラフ地震の前兆まではいかなくても、なんらかの影響があったとしても公表は慎重になっていると思います。
なんと言っても東京オリンピックが近づいているので、巨大地震がもう間近といったイメージは付けたくないでしょうから、可能な限り情報は最小限にとどめられることでしょう。
前もって不安をあおる情報を公表していまえば、変にパニックになって経済が混乱する可能性もあるので、公表される情報の時には重大な事になっていると思っていつでも動ける準備をしておきたいものです。
まだ、地震対策や避難グッズなどの準備をしていないなら、この機会に最低限の準備をしておくことをお勧めします。
コメント