2019年6月18日22時24分に山形県沖を震源地とするM6.8の地震が発生し、新潟県村上市で震度6強を観測しました。
広い範囲で強い揺れを観測する危険な地震です!!
中越沖地震の記憶がよみがえる地震!!
中越沖地震は2007年7月16日10時13分にM6.8で、やはり震度6強の非常に強い地震でした。
震度もマグニチュードも、当時と全く同じの数値となっています!!
12年前の記憶がよぎった人も多いことでしょう…
まさに当時と同じように強くて破壊的な地震が今回も発生してしまいました。
大きく揺れた各地の震度
M6.8なので、新潟と山形が主に強い揺れをました。
震度5レベルまでの揺れは観測したのは以下の地域となっています。
中越沖地震よりも北が震源地
しかし今回の地震は、新潟県沖が震源ではなくて山形沖になるので、震源は中越沖地震よりも北で発生しています。
ただ、中越沖地震の時は、震源の深さが17キロでしたが、今回の地震は10キロとさらに浅い場所で発生しています。
非常に津波が怖い地震になります。
中越沖地震は直下型地震だった
中越沖地震は直下型地震だったので、死者15名、負傷者2346名、住家全壊1331棟、半壊5710棟、一部破損37633棟、建物火災1件といった甚大な被害がでました。
しかも、余震ですら震度6弱の地震が発生するほどで、いつまでも不安を抱く強烈な地震でした…
断層は新潟地震と同じかも
今回の地震は、1964年6月16日13時1分に発生した新潟地震の断層ではないかと言われています。いまから約65年前の地震です。
新潟地震は、揺れのレベルとして震度5だったのでそこまで大きくないのですが、マグニチュードはM7.5と力としては強い地震でした。
被害も大きく、死者26名、家屋全壊1960棟、家屋半壊6640棟、家屋浸水15298棟とかなりの爪痕を残す震災となったほどです。
新潟地震では津波も発生した
津波も発生し、新潟市では高さ4mに達する津波が押し寄せました。
今回の山形県沖の地震でも津波が発生しましたが、そこまでは大きくなくてすんでよかったです。
しかし断層の性質上、今後の余震の時にも津波の危険があるので注意が必要になるでしょう。
新潟地震の時も液状化現象が問題となった
当時の震災の際には、液状化現象が大きな問題となりました。
アパートが倒壊し、空港の滑走路も使用できなくなったのです。
石油コンビナートが原因による甚大な火災が発生しましたけど、液状化現象によって移動が思うようにできなくなってしまい消化が進まないといった事態によって被害が拡大したのです。
液状化現象は、海の埋め立て地が有名で海沿いだけのイメージが強いかもしれませんが、河川の埋め立ても多いので昔に埋め立てていると以外な場所が液状化することがあります。
河川があったことすら知らないで、そこに家を建てている場合も珍しくないのです。
活断層の密集地帯
今回の地震は、山形県沖でしたがそもそも日本海は活断層の密集地帯となっています。
新潟県沖から北海道西方沖にかけては特に、断層が密集しているのでいつ大型の地震がきてもおかしくないと研究者の人達思っているのです。
ただ、まだ未知の断層があるので、予想外の大型地震が発生する可能性も視野にしれないといけないようです。
今回の山形県沖での地震も、未知の断層が関係している可能性があるので、油断できないとの見方もでていますし…
活断層の密集地帯なので、他の断層に影響を及ぼすことも考えられますからね。
南海トラフ地震も危惧されていますが、少なからず影響がでているでしょうから。
今後も注意が必要
津波や余震の不安がしばらく続くことは間違いないです。
なので、今後の情報を更新していきたいと思います。
まずは、何よりも皆さんが無事でありますよに…
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