インパクトが絶大だったのもあって一躍話題となった「NEWおだまLee男爵」。
皆さん違った意味で興味深々のようですが、コロナウイルス感染拡大で結構なダメージを受けているのが現状です。
しかし、せっかく意味は違えど興味をもっておられるので、今回のおだまLeeクラスターから学べるものがないのかまとめてみました。
コロナウイルスの恐ろしさ
コロナウイルスが広まり非常事態宣言がでた時までは、比較的鹿児島県の人たちも警戒色が強く見られていました。
しかし、非常事態宣言が解けてからしばらくすると、マスクを着ける人も減っていき、人の移動もかなり多く見られるようになっていました。
もともと、鹿児島県全体でコロナに感染している人は、6月30日時点では11人でした。
そこから、おだまLeeクラスターが発生したため7月10日時点で120人増えて132人になっていったわけです。(おそらくまだ増えると思います)
これが、コロナウイルスの恐ろしいところですよね…
爆発的に感染してしまう可能性を秘めていることが、ハッキリと分かりますからね。
これが、たった一つの店からの感染拡大であるという事実は、何処に住んでいても明日は我が身である現実を示すものでもあるわけです。
気を抜く危険性の教訓
大して感染が増えていないから大丈夫!!
と気を抜けば、第2波や第3波が用意に起こり得るのは明らかですよね。
今回感染拡大の元となった「NEWおだまLee男爵」ですが、鹿児島ではかなり人気の店となっています。
フリーペーパーによくクーポン割引があったりするので、鹿児島市内に限らずに広範囲の人が知っているレベルで有名で、辛口トークとショーがメインで女性客が多いショーパブのお店です。
店の場所が、鹿児島の観光スポットにもなる天文館にあるので、人が集まりやすい立地というのもありますしね。
それだけ、有名で人の出入りの激しい人気店なので、コロナ対策が万全にしていてほしかったですね…
NEWおだまLee男爵のFacebookの公式ページには、消毒や換気はしていたものの、雨の日や桜島の灰がひどい時にはドアを閉めて換気を怠っていたことが載せられているので、気の緩みがあったことが伺えます。
また、お酒を呑みながらのお店なのもありますが、マスクを着用するお客さんもほとんどいないような状況になっていたようです。
基本的には、ショーを楽しみに行く人が多いようで、そのショーが行われる時間には満席になるのも当たり前のような状態になるので、3密は完全に防ぎようのない空間になってしまっていたわけです。
アルコールが入っている時には、警戒心も吹っ飛んでしまうので用心しなくなりますし、店側としても少しでも利益を上げて非常事態宣言の時のマイナス分を取り返したいという思いゆえの、コロナウイルスに対する気の緩みを気を付けるべき教訓を得られます。
感染拡大の恐ろしさの教訓
鹿児島に住んでいて一番恐ろしさを感じたのが、感染拡大の恐ろしさです。
鹿児島市内で感染がとどまるのではなくて、かなり広いエリアにまで感染が広がり続けているからです。
NEWおだまLee男爵がある天文館は、鹿児島の県庁所在地になる鹿児島市なのですが、感染が確認されている人は鹿児島市内だけでなく、枕崎市、霧島市、南九州市、日置市、志布志市、大崎町、指宿市、薩摩川内市、南さつま市、姶良市、東串良町、伊佐市といった場所にまで広がっています。
直線距離にして50キロ離れた場所まで感染が広がったことになります。
具体的にいうと、一番遠い東串良町まで高速道路をなしで移動すると約2時間30分ほどかかる距離です。
こうして、地図で見ると分かると思うのですがかなり広範囲ですよね。
というか、鹿児島県の大半の地域に感染が拡大したことになります。
鹿児島県内もですが、NEWおだまLee男爵は観光スポットにもなっているので、県外からの観光客の人にも多大な影響を与えています。
現在では、やはり観光地にもなっているNEWおだまLee男爵から徒歩20分ほどの距離にある「かごしまふるさと屋台村」の3店舗からも、コロナウイルスの感染が確認されているので、さらに広範囲に拡大していく恐れのある状態です。
これが同じ経路なのか、全く別なのか、どちらにせよ波紋は波紋を呼んでいます。
こうして考えると、たった一つの店から全国への影響がでることも考えられるので、本当に注意が必要なことがうかがえますね。
クラスターによる生活への影響力
広範囲の感染だったのもあって、接触した人の関係者もかなりの人がいるのでPCR検査する人が増えています。
そして、都会とは違って地域の繋がりが強いので、色々と噂が広がっている状態です。
「あの人がPCR検査受けたみたいよ…」とか、「○○さんもわざわざおだまLeeに行ってたみたいねぇ…」といった感じで、二次的な接触かもしれないのですが、偏見が行き交うのでどんどん噂も誇張されていっています。
しかし、実際におだまLeeクラスターによって感染した人との濃厚接触した人が多いので、保育士さんが接触者だったため保育園が休園になったり、病院がそれと知らずに受診したために休んだりといった影響がちらほらと出ています。
急なことなので、保育園に預けられなくなった人は対応するのが大変ですよね。
この手の影響は、もしかしたら今後さらに拡大するかもしれないです。
また、今回のおだまLeeクラスターで鹿児島県は、接客を伴う飲食店に2週間の休業を依頼することになりました。約1600店に要請が出ています。
こうした急激な変化で皆さん外出を控えるのかと思いきや、極力出歩かないためにここぞとばかりに買い出しに出る人が増えています。
いまが一番危ない時のように思うんですけどね…
そして、色々と品薄になります。
日頃から、ある程度のストックは保有しておいた方が、こうした時にリスクを軽減できるので、クラスターが発生する前から備えておきたいものですね。
急激な感染拡大は簡単に起こる
結論として言えるのは、コロナウイルスの感染があまり起きていなくても、ちょっとした原因で簡単に広がるということです。
そして、自分も知らずに接触になってしまい、検査が必要になり、仕事を様子見で2週間休まないといけなくなったり、子供を保育園に預けられなくなったり、スーパーが消毒のために休店になったりといったことは突然に起こります。
なので、自分の身近に夜の飲み屋街がないから大丈夫とは思わずに、もし近くで感染が拡大したらどうすればいいのか、家族で話し合ったり、ある程度のストックを蓄えておくなどして前もっての備えをしておきたいものですね。
そうでないと、直面した時に結構大変な思いをすることになるので。
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