台風の目によって危険度が違う!?

台風の目

天気予報で、その台風の情報を聞いていると「今回の台風は非常に強く台風の目がしっかりした台風です!!」といった表現を聞きますよね。

台風に人間のような目があるの??って思ってしまう表現ですけど、実際の台風の目とはどういった意味で使われるのか。
なぜ台風に目ができるのか。
台風の目の中の危険性について、今回は取り上げていきます。

台風の目とは何者!?

台風の目とは、トップのイメージ画像のように人間のような目があって見えてる意味ではないです。なんて説明する必要もないですかね(笑)

実際どういった意味で「台風の目」と使われるのかといいますと、実用日本語表現辞典では次のように説明されていました。

台風の目 読み方:たいふうのめ

(1)台風の中心部分の通称。目の中は空洞のようになっており比較的静穏な天気であることが多いとされる。
(2)大きく世を賑わせている物事において中心となっている人物を例えた表現。

実用日本語表現辞典参照

 

辞典で説明されているように台風の情報を聞いている時に使われる台風の目とは、単純に台風の中心部分ことです。

でも、生活の中で実際の台風の比喩表現として、(2)のようにある人物に対して使われる場合もあるので、人の対して使われるのは最近ではあまり聞くことも少ないかもしれませんが状況によって違いがあるのは覚えておきたいですね。なぜ話題の中心的な人物に対しても台風の目が使われるのかは、実際の台風の目の意味をちゃんとしっておくと理解できると思います。

 

ちなみに、「台風の目」と「台風の眼」ではどちらの漢字が正しいのかといいますと、気象庁が定めている用語としては「台風の眼」となっています。しかし、一般的に広まって認識されているのは「台風の目」なので、今回は統一して「台風の目」の方を使います。

台風の目はすべての台風にあるわけではない??

台風の目は、台風の中心部分なのは分かりましたが、全ての台風に目があるでしょうか??
台風の予報図をパッと見た時に、台風の目らしいものがない台風もありますよね。

どういう意味かといいますと、気象衛星からの写真を比較して見ると分かりやすいと思ます。

台風の目の比較

 

といった感じで、左の台風はしっかりと渦は巻いていますけど中心部分は特に目だってなにも無いように見えるのに対して、右の台風には中心部分に穴が空いているような部分がありますよね。

なんで違いがあるの??と思いませんか。

いま見た比較の画像からも分かるように、台風は渦になっていますよね。
その渦か関係しているので、なぜ台風は渦になっているのかをまず知る必要があります。

 

そもそも渦は台風の卵ともいえる、熱帯低気圧の頃にはすでに渦になっています。
なので、熱帯低気圧がどのように誕生しているかの手順を追っていくとその理由が見えてきます。

 

 

1. 熱帯の海の上に空気の渦が発生。

2. 海水が熱で温められて蒸発した水蒸気が渦に引き寄せられて集まってくる。

3. 水蒸気が集まってくる事で上昇気流を造り出す。

4. 溜まった水蒸気は上昇気流によって上に伸びていき背の高い雲を造りだす。

5. 雲が発生する際に多くの熱が放出していく。

6. その熱でさら海水から水蒸気は発生し、上昇気流も強くなっていく。

7. 2~6を繰り返してドンドン成長していく。

 

 

といった流れでまずは熱帯低気圧になり、さらにこの過程を繰り返して発達することで台風になります。この時に発達し成長するための台風の栄養源が「水蒸気」です。その水蒸気の量によって台風の大きさや勢力が変わってくるのです。

 

こうした過程による気圧の変化によって安定して回りづつけることで中心部分は空洞化して、中心部だけ上昇気流とは逆に下降気流が発生します。そのため中心部分は何もないような状態になります。

そのため、場合によってはキレイに晴れるほどの天気になります。条件によって台風の目は、直径は20~200キロにもなります。

ちょうど、コーヒーカップでグルグルと勢いよく混ぜた時の状態と言った方が分かりやすいかもしれないですね。中心部分は下にさがっていきますけど、外側は上がってくるような状態になりますからね。

 

竜巻がこの台風の縮小版のようなものであること以前説明したのですが、本当に似てますよね。※竜巻については「竜巻 ‐ 日本で増えている? –」をご覧ください。

実際の台風の目ができる過程は、映像で見た方が分かりやすいと思うのでご覧ください。

 

台風の目 2015

 

では、台風の目が一見無いように見える台風はどうなっているのか。
その答えは…

 

答え:小さいだけでちゃんと存在している
でした。

しかし、台風の目が小さいから安心というわけではないです…

台風の目が小さいと大きいでは危険度が違う!!

台風の目の大きさによる違い

台風によってはその目の大きさが違うのは分かりましたが、台風の目は雲も風もほぼないような状態になりますが、台風の目から本体に切り替わる所が台風本体の中で一番強力な急激な風が吹き荒れます。
そのため、台風の目の大きさによって特質と危険度も変わってきます。

台風の目が大きいパターン

台風の目が大きいと中心部分とその付近の気圧の変化は比較的なだらかになります。
ということは、全体的に強い風を伴った台風でたくさんの雲を巻き込んで蓄えてきているので、最近増えている大雨や豪雨災害に注意が必要になります。台風の目からの切り替わりの時も要注意です!!

 

台風の目が小さきパターン

台風の目が小さく形が整っているものは中心部分とその付近の気圧が大きいの目のときよりも急激に変化するため、強烈な風を造りだすのでとても危険な台風となるのです!!

つまり、その台風が向かう先々でとてつもない瞬間的な突風が吹き荒れたりしますから、一見小さな台風だからと甘く見ると油断のならない大きな被害を爪痕を残していく恐れがあるのです…

 

といった具合に、台風の目がの状態によってもその危険度は随分と変わってくるのです。
厳密には、もっと色々な事柄が関係してくるのでここで取り上げたパターンだけではないですので注意してください。

台風の目について覚えておきたいのは、以下の3点です。

 

・台風の目に入ると風も穏やかで場合によっては雨も降らないが、台風の目から本体に入ると急激に一番力のある風が吹くので注意が必要。

・台風の目が大きいか小さいかでは、小さいほうが危険。ただし、台風の目の形が整っている場合。

・台風の目がはっきりしているかしていないかでは、はっきりしている方が危険。

台風の目状態から予測して早めに備える

台風の目の出来具合によって、危険度を察しておくなら早めに備えることができますよね。

台風が上陸する時や接近する時には、特に中心部分よりも中心付近が危険度が高いことも忘れないようにしたいと思います。

その時の台風の目だけで危険度が決まるわけではないですし、しっかりした備えはいつでもしておくべき事ですが、ここのところの台風は本州から北海道に向けて移動しているので台風に対する知識を増やしておく必要がありますよね。

 

実際に台風がくる時には、被害が最小限にすみ安全に乗り切れるようにして対処していきたいですね。早めの備えは保険と同じで、必要ないかもしれないけど、いざというときにあって良かったと思えるものですから。

 

 

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