今年は台風の発生数が早い年となっています。
今回の21号の発生で、8月の台風の発生数が24年ぶりの1994年に並ぶ9個目となりました!!
さらに、8月までに21号になったのは47年ぶりの1971年以来です!!!
台風発生が異常に早かった年については、「異常気象で台風異常発生?? – 観測史上珍しい台風発生数まとめ –」をご覧ください。
そんな記録的な台風となった21号(チェービー)が、かなりの力を溜めから上陸する勢いで接近しています!!
台風21号(チェービー)は破壊的!!
台風の発生数が多いだけあって、何かと変わり種の台風もありましたよね。
この間の台風は、台風19号(ソーリック)と弟分の台風20号(シマロン)で同じような動きをして並ぶ形になった「ダブル台風」となりました。
台風19号と一緒にきたダブル台風の弟分、台風20号(シマロン)!!勢力を強めて西日本直撃!?
その前の7月に発生した、台風12号(ジョンダリ)は「ブーメラン台風」となって本州から九州を巻き込んでいきました。
台風12号直撃上陸するも暑さを連れ去る異例のブーメラン台風!?
今回の台風21号(チェービー)は、変わり種ではなく、むしろ正統派とも言える強烈な台風となっています。動きとしては、秋台風の典型的なパターンで移動するであろうと予報されています。
前半は力を溜めてから近づいてきて、後半は一気に加速して去っていく…
そんな台風になりそうです。
なんと言っても久しぶりに、「猛烈な台風」と呼ばれる台風となっているからです。
台風のランクや強さに関しては、「台風 -どこへ行くの?台風情報で知る -」ご覧いただくとその威力が分かると思います。
いまの状態が…
8月31日時点の予報(気象庁参照)
・強さ – 猛烈に強い
・中心気圧 – 915ヘクトパスカル
・進行方向と速さ – 西 25km/h
・最大瞬間風速 – 75m/s
猛烈な台風の上はスーパー台風と呼ばれるレベルなので、日本にはまだスーパー台風は来ていませんから現段階(2018年8月31日時点)の状態は、最強クラスと言えるレベルです!!
こんなのがまともに来たら、大規模災害は間逃れられないですよ!!
とは言ってもそのまま接近するわけではなくて、本州に接近する頃には少しだけ力を落としてきます。
9月3日15時の予報(気象庁参照)
・強さ – 非常に強い
・中心気圧 – 925ヘクトパスカル
・進行方向と速さ – 北北西 15km
・最大瞬間風速 – 70m/s
それでも、最大瞬間風速が70m/sですからとてつもない強さです!!
瞬間的に吹き付けた時の破壊力は、人を飛ばすだけでなく建物を破壊していくレベルですから!!!
あまり沖縄の離島の様子を取り上げられる事がないですけど、以前住んでいた与那国島が猛烈レベルの台風に数年前に直面して電柱が倒れてたり民家の屋根が飛ばされたりといった状況を写真で見せてもらい、あまりの変わりように台風の恐ろしさを改めてまじまじと感じたのを覚えています。
私も住んでいた時に、そこまでのレベルではないですが本州で経験することのない規模と強さの台風を何度か経験しましたけど、台風の力の強さと恐ろしさを本当の意味で実感しました。
そんな台風21号(チェービー)は、どこかに上陸するルートをとっています。
明らかに、台風がくる!!といった状態です。

気象庁|台風情報参照
最悪の場合は、本州から北海道までを縦断していく可能性もありそうですね…
もろに直撃コースのまま接近!!
強い勢力のまま接近してきている台風21号(チェービー)。
どうやら予報は大して変わることなく、上陸になりそうです!!

気象庁|台風情報参照
四国から関東までの間をえぐるように抜けていきそうです…
9月3日21時の予報(気象庁参照)
・強さ – 非常に強い
・中心気圧 – 940ヘクトパスカル
・進行方向と速さ – 北北西 20km/h
・中心付近の最大風速 – 45m/s
・最大瞬間風速 – 65m/s
破壊的な力は少しは抑えられましたけど、それでも人が飛んでもおかしくないレベルの風が吹く見込みです。
台風の目もハッキリとしていますよね…
接近してくるスピードが秋台風のタイプなので、あっという間に近づいてきますから油断せずに安全を優先してください!!
最接近及び上陸はの情報は以下の通りとなっています。
大隅地方、種子島・屋久島地方
四国、中国、近畿、東海地方
関東、東北、北陸地方
台風の備えは早めに!!
恐らく、本州に近づく頃にはもう少し規模も力も弱まる可能性がありますけど、台風の移動速度や近くに来ただけでその影響が思っているよりも強くなることを過小評価しないようにしてください。
思いのほかあっという間に接近しますし、意外と遠くのうちから風が強くなったり大雨になることもあるので、自分の想定を覆したことはおおいにあり得るからです。
台風が接近してきてから、「これぐらいなら大丈夫だからちょっと田んぼを確認してくる」とか、「屋根が心配だから見てくる」と言って亡くなってしまう事故は珍しくないからです。
なので、雨漏りや自宅の状態が心配な場合は、もういまの段階で事前に済ませておくぐらいの余裕がないと家ではなくて自分の命を失うことになってしまうでしょう。
それでは、優先されるべきことが違いますよね。
家の心配よりも、安全な避難所を前もって調べておいて一時的に避難するための準備を整えておく方が賢明といえます。
家の修理などは、「台風や大雨の被害も火災保険でOK??皆さん保険もらいそびれていませんか!?」で取り上げていますけど、火災保険にしっかりと入っていれば台風の被害でも保険が下りるので改めて保険を確認しておき身の安全に徹するように努めましょう。
経験している方はご存知だと思いますが、力の強い台風の破壊力は予想を遥かに凌ぐものがありますから…







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