普段は大して気になりませんが、最近では大きな災害の原因となるのが「大雨」。
豪雨災害ともなるほどの雨が一度に降るため、洪水被害へと発展しています。
たかが雨、されど雨…
どうすれば対処できるのかをまとめました。
そもそも雨と大雨の違いとは何か
雨と一言でいいますけど、大雨と雨は実は区別されています。
どのように区別されているかというと、一定の時間に降る雨の量をによって分類されているのです。
天気予報などでも「1時間に何ミリの降水量です。」と耳にしたり、目にする事もあると思います。その雨量には、気象庁が定めている規準があります。
よく使われる「ドシャ降り」は、強い雨に入るんですね。
最近多いのが、「1時間に50㎜以上の記録的な非常に激しいい雨が…」と言うのをよく耳にしますが、実際に経験した人は、「経験のしたことのない雨だった」「今までこんな雨は初めてだ」と述べていますけど、あれは大げさもなんでもなくて本当にそれだけ強い雨なのです。表にあるように、滝のように降って来るのですから!!
なかなか滝に打たれた経験なんてないので、ちょっと想像しにくいですけど…
1時間に100㎜以上なんてレベルは滝以上という事ですから、経験した人しかわからない世界ですね…
もはや、恐怖を超える雨ですから。
特殊な雨の降り方
雨は降り方一つでも、読み方が変わっています。
それぞれ特徴があるので、覚えておくと身を守る助けになります。
局所的大雨:
急激に強く降り、数十分の短時間のうちに狭い範囲で数十mm程度の雨量をもたらす雨。
最近は、このタイプが増えています。
集中豪雨:
狭い範囲に数時間強く降り続ける雨量が、100mmから数百mmの雨量をもたらす雨。
ゲリラ豪雨:
気象用語ではなくマスコミによって作られた言葉です。
意味としては「集中豪雨」と同じような意味合いで使われますが、発達した雨雲が突如として現れるので、予測が難しいため予報外の突然の大雨に襲われるためにゲリラと名付けられたようです。
大雨がもたらす危険?
大雨そのものは、建物の中にいればなんの問題もありません。
と言いたいところですが、上記の表にあるように降る量によっては大きな危険が潜んでいます。
冠水による交通網のマヒや、ひどい場合は河川の氾濫を引き起こします。そうなると、床上床下浸水といった状況になりますので、早めの避難が必要です。
特に気を付ける必要があるのが、短時間の間に一気に豪雨が降ると排水溝では流れきれずに溢れてきて下水が逆流してきます。「都市型洪水」と呼ばれるものです。
排水処理が悪い場所によっては、あっという間に溢れ出してくるので身動きがとれなくなる場合があるので注意が必要です。
山間に住んでおられる場合は、土砂崩れや崖崩れなどの原因ともなるので、ただの雨で終わるものでもないです。
急激な雨や、長く続く雨によって突然に崩れだしてくるので危険性が高く、油断のならない災害へと発展します。
一時間の雨量が50mm以上では、車のワイパーを最大にしても運転が難しくなります。
傘をさしていても意味がない程に雨が降ってくるので、大雨による二次災害だけでなく普通に出歩くにも危険率がグッと上がってしまうので、不用意に建物から出ることは危険です。
こうした大雨は、梅雨や台風の時期が取り分け注意が必要の時期となります。
気象予報を活用する
天気予報や「雨雲レーダー」や「ナウキャスト」を活用すれば、リアルタイムで大雨情報などは簡単に手に入れることができる時代です。
「YAHOO!防災速報」のアプリは幅広く色々な災害に役に立つだけでなく、ともて使いやすいアプリです。1時間ごとの降水量や、リアルタイムの雲の動きも確かめられるのでかなり重宝しますよ。

大雨に関しての、気象庁からの情報もいくつかあるので意味を知っておくと十分に活用しやすくなると思います。
大雨注意報・警報
比較的軽く聞こえがちですが、大雨によって災害が起こる可能性があるときに気象庁から発表されます。
発表がでている間は、外出は控えて屋内に避難することが勧められています。
注意報よりも、警報の方が甚大な災害を起こす警告なのでとても重大な発表になるのためより一層の注意が必要となります。
大雨特別警報
記録的短時間大雨情報
数年に1度しか発生しない短時間の大雨が観測されたときに発表されます。
基準は、1時間の雨量が歴代1位か2位にあたる記録を参考にして、地域ごとに決められています。
この情報は上記の大雨警報発表時に、大雨によって発表がでた地域が災害の発生につながる稀な観測雨量であることを発表するものとなっています。
短時間で急激な大雨となるので、あっという間に大量の水が流れ込むように状況が急変すので、河川の近くにいる場合は上流からの急激な増水に要注意です。
土砂災害警戒情報
大雨の情報ではありませんが、その大雨による影響よって、土砂災害の危険度が高まった場合に発表されます。
急斜面など危険な箇所には近づかくのは避けて、崩れる可能性がある場所の近くに住んでいる場合は出来るだけ早く非難する必要があります。
河川洪水情報
こちらも大雨の情報ではありませんが、大雨の影響で河川が増水し氾濫などの危険性が高まった場合に発表されます。
河川の近くに住んでいる場合は、大雨による降水量が多い時は細心の注意が必要です。
場合によっては、出来るだけ早めの避難を心掛けましょう。
油断ならない雨に注意しておく
雨と一言でいっても、注意が必要な場合がある事がわかります。
雨から大雨と表現が変わるだけで、危険度がグッと上がることを是非覚えておきたいですね。
近年では、記録的短時間大雨情報になるような短い時間で急激な雨量となる豪雨が増えているので、たかが雨ではない事を忘れないようにし、警報などの気象情報に合わせて早めの行動を起こしていきたいと思います。





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