10年前のノートパソコンとなったFUJITSUの「FMV-BIBLO NF/C70」
正直いって起動も遅ければ、思うようにソフトも立ち上がらない…
10年も経てばさすがに性能的にしょうがないですけどね。
でも、まだまだ故障しているわけではないし、サブ機としてはとても役立っているのは間違いないんです。
なので、ここは手軽にできるSSD換装でなんとか対処できないかチャレンジしてみました。
※そこまで大掛かりなものでもないので、実測のベンチマーク的なものは計測していませんので前もってご了承ください。
まだまだ現役のFMV-BIBLO NF/C70
10年も経っているのに、我が家の「FMV-BIBLO NF/C70」はまだまだ現役で動いてくれています。
OSは、Windows10してあるので安泰ですからね。
とは言っても、Windows Updateではエラーが出るので更新できません。なので、ちょっと手間かけてエラーにならないようにする必要があります。
ちなみに、現在のスペックはこんな感じです。
- OS Windows10 Home
- CPU Intel Core Duo P8600 2.40GHz
- メモリ 4GB
- HDD HITACHI hts543232l9a300 320GB
スペックとしては、ほぼ初期の状態なのですが、OSが変わっているのとメモリが2GBから4GBへと増設してあります。
HDDは不良セクタがでているわけではないので、まだまだ現役バリバリでいけそうなのですが、速さを求めるために今回は換装することにしました。
もちろん交換後のHDDは、SATA3なので別のPCに組み込むなりして流用する活用するつもりです。
現在の状態としては、CPUが心もとなく感じますがまだまだハード自体は元気なのでSSDに換装したら、もっとサブ機として助けてくれるのではと考えたわけです。
電源を入れてからのウイルスソフトの「ESET」が立ち上がるまでちゃんと計測していないですが、数分は余裕でかかっています。
あと、エクスプローラーを開こうとしても、しばらく無反応で起動しようとしているのかすら不明の状態。やはり数分後に突然、立ち上がることもしばしば…
Google Chromeも同様で、待てど暮らせど起動しないのが当たり前…
GIMPもよく使うのですが、ちょっと使いたくてもやはり起動に時間がかかるので、気長に作業するつもりでいないとなかなかといった感じだったんです。
最小限のSSDに抑えて換装
さすがに10年も経過しているノートパソコンですから、いくら今の状態がよくても今後それほど長くもつとは思えないので、極力安いSSDにすることにしました。
成果がどれほどのものになるかも、なんとも言えないですからね。
そこで、選ぶSSDのコスパを最小限にするためにも、いま付いているHDDは320GBなので普通に考えたら最低でも256GBか240GBのSSDを選んでもいいのでしょうけど、現在使われている容量が50GBに満たない程度なので120GBのSSDにしぼることにしました。
ここ最近のSSDの相場を見ていなかったのですが、噂ではかなり相場が下がっていると聞いていたので期待して探してみたら確かにグンと相場が下がっていました。
おかげで、コスパのいいSSDも探しやすかったです。
選んだSSDは、「SUNEAST(サンイースト)2.5インチ 120GB TLC」にしました。
120GBのSSDは安いものだと2,000円代のものあるので、最安値のSSDを選んでも良かったんですけど、ないとは思いますけど安すぎてプチフリーズしても困るので、ランクを上げて3,000円代のSSDにしました。
性能としては、こんな感じになっています。
■ SUAEAST SE800 – 120GB
- 規格 – 2.5インチ
- インターフェース – SATA3 6Gb/s
- NANDフッラシュ – TLC
- シーケンシャル – 読み出し:550MB/s 書き込み:380MB/s
- 耐久性 – 200万時間
- 耐衝撃 – 1.500G
- 保証 – 3年保証
書き込みが少々頼りないですが、値段の割に性能が高いですよね。
しかも、この価格で3年保証なんですからありがたい!!
SSDへと換装
ではでは、実際にHDDからSSDへと換装していきたいと思います。
以前、デスクトップの時にちょっとトラブったのでここは慎重に。
しっかりと、「システムイメージの作成」と「回復ディスク」をバックアップとしてとってから換装をスタート。バックアップからが、換装といっても過言ではないですからね。
続いて、SSDをフォーマットしておいてからクローン開始。
前回HDDからSSDへと換装した時は、Transcend製品を使ったのでクローンソフトは専用の「Transcend SSD Scope」を使いましたが、今回はそうはいかないので「EaseUS Todo Backup Free」を使くことにしました。
初めて「EaseUS Todo Backup Free」を使いましたけど、人気が高いソフトだけあってもの凄く簡単にできました。
これだけの働きをして、フリーで使えるなんてありがたい!!
ただ、「Transcend SSD Scope」の時とは違ってパーティションに新たなボリュームを作ってしまうと、「EaseUS Todo Backup Free」ではパーティションが使用されているといった感じのエラーがでるので、フォーマットだけでパーティションを割振っておく必要はないです。この方法が普通だと思うんですけど、前回の時はここでトラブルになったんですよね…
HDDで使用していた容量は50GBに満たないですけど、クローンを開始したらそこそこの時間はかかりましたけどエラーもなく無事に終了しました。
HDDからSSDへと付け替える
ノートパソコンのSSD換装作業は、まだやったことがなかったので少し不安でした…
何台か壊れたノートパソコンは分解したことがあったので、作りについてはある程度分かっていました。
でも、壊してもいい作業とは大違いですからね…
とりあえず、裏のネジを全部外してからHDDを見つけてSSDに付け替えればいいのかと思ったら、そんなに手間もいらなかったです。
外カバーのたった1本のネジを外したら、ケースが出てくるのでさらにネジ2本を取り外せばHDDが出てくるので、差し替えるだけでした。
カバーのネジを外したら、中にケースがあるのでネジ2本を外すとHDDがでてくる。
これだけなので、本当に簡単も簡単♪
絶対に誰でもできる、拍子抜けするほど簡単な作業でしたよ。
さて問題は、これでちゃんと起動するかどうかですよね…
予想通りの快適な起動
最初の電源ボタンを入れる瞬間はやっぱりドキドキしますよね。
Windowsの起動画面まで進んで、「よしっ!順調だぁ!!」と思いながらも最後まで緊張状態…
しかし、あっさりと普通に起動しました♪
なんの問題もなく、むしろ快適に起動!!
ウイルスソフトの「ESET」が立ち上がるまでになんと1分もいらないほどに速い!!
試しによく使う、エクスプローラー、GIMP、Google Chrome、これらの起動がどうかです。
まあ、起動からの立ち上がりまでの様子からすると結果は明らかですけど。
どれも、クリックしてからすぐに反応して起動するようになりました♪
なんのストレスもなく使えます。
本当に快適この上ない!!
あっ!!
でも、最新機種のハイスペックなPCに比べてしまったら、そこまでハイスピードではないのであしからず。
ただ、サブ機としてはかなり頼もしくなったし、10年も前のPCとは思えない処理速度になったのは間違いないです。
なので、OSがWindows10ならサポートに問題は無いですから、ハード自体もまだまだ元気そうならSSD換装は本当にいいですよ。
2,000~3,000円代でここまで改善されて快適になるなら、PCそのものの買い替えを考えるよりもとってもお得だと思いますよ♪




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