雨が全く、実際にはほんの少しは降ってはいるのですが、乾燥が全国的に続いています。
1級河川が干上がるほどで、このまま雨が降らないと43年ぶりに記録を更新しそうとまで!!
でも、そこまで乾燥状態が続くと何が問題になってくるのでしょうか??
1月の降水量が少なかった年
いまから、43年前の1976年は気象庁の統計が始まった年となっています。
ちょうどその年の1月が、1ヵ月の降水量が27ミリと極めて低い降水量となったのです。
この記録は、観測史上10位の記録となっています。
ちなみに観測史上1位は、1985年の8ミリが最も1月の降水量が低かった年となっています。
では、降水量が驚嘆に少ないと水不足の問題にでもなるの??
と思うかもしれないですけど、問題はちょっと違いうところにあります。
大雪問題が発生する
1976年のは、1月と2月の気温が全国的に平年より2~3℃低い年となりました。
そして、東北地方や北海道で大雪に見まわれてしまい、死者101名、負傷者834名という多大な被害が出てしまったのです。
そのため、と『昭和52年豪雪』名称が付けられました。
降水量が観測史上最も少なかった、1985年もやはり同様に『昭和61年豪雪』と名称が付く大雪の年となっています。
こうした日本海側の大雪が原因となって、太平洋側には乾燥した空気が流れ込んでくることになるからです。
インフルエンザの大流行
インフルエンザは、「寒さ」と「乾燥」の環境が大好きです。
インフルエンザウイルスは、自分で空気中を飛ぶことができるわけではなくて、湿度が高いと地面にいる状態ですが、空気が乾燥するとチリなどと一緒に舞い上がって空気中を漂い始めるのです。
ある程度の雨が降れば、空気中のインフルエンザウイルスも地面に叩き落されるのでちょっとした抑制になっているのわけです。
今年は、私も数年ぶりにインフルエンザA型を娘が感染した後にもらってしまいました。
近隣では大流行となりましが、なんと今度は少し離れた地域でB型が流行り始めたようです!!
立て続けに、インフルエンザにはかかる可能性が浮上してきてしまったのです。
1年のうちに多く感染する人で、タイプと型違いのインフルエンザに4回なる可能性がありますからね。
なので、インフルエンザウイルスの型違いが時間差で流行し始めると、長期的に流行し続けることでしょう。
こうした、雨の降らない冬はとりわけ注意が必要になることでしょう。
インフルエンザには、新薬の「ゾフルーザ」が耐性ウイルスが出やすい点が指摘されているので、思わぬ流行時には特に変異しやすくなるので、すでに耐性ができている状態ですから予想以上に早く効果が弱くなる可能性も出てくるかもしれないですね…
ちなみに、インフルエンザウイルスは消毒に弱いウイルスの種類になります。
可能性な限り予防を徹底して、極力感染しないようにしていきたいですね。
マイクロプラスチックも舞う
インフルエンザウイルスも空気中を舞いますけど、いま問題となっているマイクロプラスチックも空気中を舞うことでしょう。
地上で出来たマイクロプラスチックも、空気の乾燥によって湿度が邪魔をしないため微粒の存在にとってはちょっとした空気の流れで簡単に空気中に舞い上がることができてしまいます。
マイクロプラスチックは、雨によって海に流れていったり地面に留め続けられていますけど、記録的に雨が降らない状態だとそうはいきませんからね。
マイクロプラスチックが空気中に舞う量が増えれば、気管支の弱い人や咳喘息を起こしやすくなり可能性があります。
とはいっても、少しでも体内に取り込まないためには、マスクである程度の予防をするしかできないでしょうね…
静電気問題
言わずと知れたことですが、これだけ空気が乾燥すれば特に女性は肌荒れば気になりますよね。
そして、静電気のあの「パチッ」も多発するようになります。
平年以上に雨が降らないなら、平年以上に静電気も発生しやすくなることでしょう。
ある程度水分で、実際に静電気対策ができたので参考にしてください。
冬の雨は冷たくて寒いですけど、降らないと降らないで困りものですね…
雨は適度に降らないと問題が多い
いかがでしょうか。
雨が降らないと、私たちの身近なことにも結構影響していきますよね。
豪雪、インフルエンザ、マイクロプラスチック、肌荒れ、どれをとって見ても嫌になるものばかりです。
とりあえず、大きな問題へと膨れ上がらないで春を迎えたいですね。




コメント