映画とかを見て、猛獣と出会うとどうなるんだろうって想像することないですか??
例えば、この日本国内で百獣の王であるライオンに田舎の道端で出会ってしまったとしらどうしますか!?
ただただ恐怖ですよね…
とは言ってもイノシシも猛獣ではないですけど出会う可能性がある生き物なので、もし遭遇してしまったらと心配にもなったので、イノシシにもし出会ってしまった時の対処法を以前に記事でまとめました。
さらに、猛獣の代表的でもあるワニは野生で日本にいるのかも取り上げましたけど、これが結構人気なんですよねぇ。
そこで今回は、あの危険動物は日本で野生化しているのシリーズ!!として気になる猛獣の一つである「虎(トラ)」はいるのかをご覧下さい。
※これ以降は感じではなくてカタカナのトラで統一します。
トラは日本にいるの??
簡潔に答えると…
います!!
動物園に。
そんな冗談はいらないですよね(笑)
実際には、野生のトラはいないのでご安心ください。
とは言っても、1970年代にトラが飼い犬を襲われて殺される事件が実際に起きています。
事件が起きたのは、千葉県君津市鹿野山にある神野寺です。
当時は、猛獣飼育に関しての規制もなかったので、誰でも比較的簡単に猛獣を飼うことができていたんです。
なんとそのお寺では、トラを12頭飼育していたのですがそのトラがある日3頭脱走したのです!!
近隣の住民は恐怖に包まれましたが、1頭はすぐに発見されて、もう1頭も早い段階で発見されて射殺。
ただ、最後のもう1頭がなかなか発見できずに1ヶ月近く逃走を続けた末に脱走したお寺から数キロ離れた民家の飼い犬を襲ったそうです。
最終的には、最後に発見されたトラも射殺されてしまう可哀想な結果に…
……
…
えっ!!いまは大丈夫なの!?
トラは動物園以外で、家で飼われているトラなんて見かけないけど…
もしそのトラがまた脱走して、そのトラに遭遇したとしたら…
ペットのトラが脱走する??
トラをペットで飼っていて、そこから脱走してきたら…
なんてことはあり得ると思いますか??
どうやらゼロではないみたいですよ。
実際に1970年代に起きた事件がある意味その一例となっていますし。
しかし、それは昔の話。
現在日本では、トラなどの特定動物(危険性のある動物は飼育する際に許可が必要)はしっかりとした申請と手続きしないといけませんし、トラはワシントン条約のサイテス1に指定されているからです。
しかし、ワシントン条約においても輸入することが全く禁止されているのではなく、経済産業省のホームページで載せられているように、ある一定の条件を満たしさえするば輸入できるんですって!!
とは言え条件を見てもらうと分かると思いますけど、個人でペットして飼うのはまず無理で仮に繁殖目的のためとしても限りなくゼロに近いレベルですね…
資金的にも…
調べた限りでは、個人で飼育している人はいないようですし。(もしいたらすみません…)
ただ、アメリカでは比較的容易に飼うことができるみたいですよ!!
あっでも今回は、日本で遭遇したらって話しですからその点はスルーしますね。
しかし、野生にはいない、ペットの可能性も限りなくゼロに近いなれば日本でトラと遭遇することなんて無いんじゃないの??と思いますよね~
でも、まだ可能性があるんです!!
ワニの遭遇パターンとなっている、海外からの漂流です!!
トラが海を渡ってくる??
そもそもトラはそんなに危険なんでしょうか??
聞くまでもなく肉食獣なので、危険に決まってるでしょ!!
ってなりますよね。
どの程度の危険性があるのかと言いますと、最もトラ被害が有名なインドやネパールの状況から分かります。
過去にギネスブックに記録されるほどの被害をだした、「チャンパーワットの虎」と呼ばれたのトラは、なんと!!たった1頭で4年間の間に436人もの犠牲者を出しているのです。
とは言ってもこれは19世紀の出来事なので、もう100年以上前経過しています。
しかし!!
インドでは、現在も被害がなくなっているわけではないです。
主にその被害を出しているのが「ベンガルトラ」
ここで少し、ベンガルトラのどんなトラなのかご覧ください。
分布域: インド、ネパール、バングラディシュなど
寿命: 8~15年 飼育下で16~18年(最長25年)
体長: オス 230~300センチ、メス 180~230センチ
体重: オス 180~230キロ、メス 90~180キロ
速度: 時速50~65キロ
獲物: シカ、イノシシ、ヤマアラシ、スイギュウ、ラクダ、ツキノワグマ、ゾウ、ワニ
特徴: 黒の縦縞がトラの種類の中では少ない。毛は全体的に短いが頬から首にかけてだけ長い
身体能力: 木登りはできない。しかしは泳ぎが得意。
おまけ: 動物園で人気のホワイトタイガーはこのベンガルトラです。

これだけの能力があれば、襲われたらひとたまりもないですよね。
恐ろしい…
それよりも気になるのが、泳ぎが得意ならワニのように海流に乗って日本に流れ着く可能性があるかもしれない!!
と思ったのですが…
ワニはそもそも水を得意としますし、イリエワニは海水への適応性があるのでトラとは決定的な違いのために、流れ着くことはないようです。
と思っていたら!!
ワニと同様に、鹿児島県の奄美島にトラが漂着したとニュースになっていました!!
2018年3月24日頃に、150センチのトラの剥製が発見されました。
…そうです。剥製です。本物ではないです。
まあ、泳ぐのが得意とはいっても自然に海を渡ってくるのは無理みたいですね。
2012年に話題となった映画の、「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」みたいな状況になれば可能性があるかもしれないですけど、現代の状況では考えにくいですし…
でもまだ可能性があります!!それは、動物園からの脱走です。
でも、そんな事ってあり得るんでしょうか。
動物園からのトラ脱走事件
動物園からは動物は逃げ出さないという信頼がありますよね。
でないとゆっくりと楽しめないですし。
でも、以外と動物園からの脱走ってあるんですよ。
・2003年8月7日 バングラデシュにある動物園からロイヤルベンガルトラ1頭が脱走
・2007年12月25日 アメリカ カルフォルニア州サンフランシスコ動物園で、メスのベンガルトラ(タチアナ)が塀を飛び越えて脱走して3人の来客者を襲いそのうちの一人が亡くなる事件がありました。この事件はちょっと色々と訳ありとなっています…※詳細に関してはタチアナ(虎)Wikipediaのリンクを付けておきます。
・2009年9月10日 ベトナム ビンズオン省の民間動物園からインドシナトラ1頭が堀を越えて脱走し、男性一人に噛みつき死亡させる事件がありました。
・2011年10月18日 アメリカ オハイオ州ゼンズビルにある「マスキンガム郡アニマルファーム」で飼育されていた動物たち56匹を外に逃がし、所有者は自殺する事件がありました。その中には18頭のベンガルトラが含めれていましたが、被害はなかったようです。
・2012年8月25日 ドイツ西部ケルンにある動物園から1頭のトラが脱走し、女性職員を襲い死亡させました。
といった感じで、どれも海外の脱走事件となっています。
日本ではこうしたトラの脱走事件の事例が出てこないので、安心して動物園を楽しむことができますね。
でも、ゼロと言えないのでもし遭遇してしまった時は怖くても目を離さずにゆっくりと後ろに下がって行きましょう。
背中を見せたら勢いよく襲ってきますから。
でも、直接正面に対峙したら冷静ではいられないですよね…
きっと…






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