沖縄県八重山諸島の西表島で、まさかの震度5弱の地震がありました。
地震があったのは、3月1日午後22時42分ごろで、震度5弱のマグニチュード(M)5.7となっています。
震源の深さは約20キロとされています。
沖縄県で観測される地震の中で震度5弱5を観測するのは、2010年2月の「沖縄本島近海地震」以来8年ぶりの強い揺れの地震となっています。
西表島を中心とする八重山諸島での大きな揺れの地震
震源地は西表島付で、各地の震度は以下のようになっています。
西表島
■ 震度4
黒島 波照間島
■ 震度3
石垣島
■ 震度2
多良間島 与那国島■ 震度1
宮古島市
津波の心配はないようです。
ただ西表島に近い、石垣島では過去に歴史的な大津波の過去があるので今後が心配ですね…

地元の人達は、津波を警戒してすぐに高台に避難する人もいるほどの体感だったようです。
素早く避難する行動力は、見習うべき模範ですね。
与那国島に定住している時に、震度5弱の揺れでマグニチュード(M)6.6の地震が発生した時のことを思い出します。
築100年を越える古民家にいたため、家が潰れるのではないかと思うほどでした…
近隣の人達は、すぐに高台に子供たちやオジーやオバーを連れてすぐに避難する行動が早いこと!!
一方、自分はその時まだ色々と無知だったので、歩いて2,3分の海を見に行くという最もしてはいけない行動をとっていました。
津波がなかったから良かったものの、いまにして考えると恐ろしい…
地震の前兆があった…
2~3ヶ月前から、地鳴りが何度かあったようです。
そのため、何か起こるにではないかと不安に感じていたとか…
やはり、地鳴りが聞こえる時には要注意ですね!!
他にも、いつも見たことのないような雲がでているので不思議に思っていた人などが多数いるので、今回の西表島付近を震源とする地震は比較的それらしい前兆があったと言えます。
こうした前兆となる現象が、毎度大きな地震の際に起こって見逃さないでいられるならいいのでしょうけど、大抵は地震が起きた後で発覚しますから残念です。
西表島付近で起きた地震はユーラシアプレート上での陸の浅い場所でのものとなっていますが、位置的にはフィリピン海プレートとの境に近いため、ユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境界内を発生源とする南海トラフ地震への影響もあり得ますからね…
こちらも、違う意味での前兆とならなければいいのですが…
もちろんまずは、八重山諸島での余震が心配ですが…
沖縄気象台は「地震活動が続いており、余震も発生している」と警戒を呼び掛けていて、震度5弱の地震発生から約30後の、午後23時11分には震度3の余震も起きていて、その後も余震は続いています。
さらに、3月2日午後12時42分に、震度3でマグニチュード(M)5.2規模の地震が与那国島近海で発生しています。
そのため西表島と石垣島では午後7時までに、震度1以上の地震が16回続いています。
また大きな揺れの伴う地震があるかもしれないですね…
建物に大きなダメージが加わっているので、このまま静かに治まってくれればいいのですが…
またくるかもしれない事も踏まえて、こうした大きな地震をいち早く通知してくれて、離れてくらしている家族や恋人、親友とつながっていられるアプリがこういった時にはとても役に立ますよ。

その後の余震について、「西表島付近」と「沖縄本島近海」の地震を追記しておきたいと思います。
■ 3月6日20時50分
「西表島付近」 震度3 マグニチュード(M)4.1
■ 3月6日21時19分
「沖縄本島近海」 震度3 マグニチュード(M)4.3
■ 3月8日13時27分
「西表島付近」 震度3 マグニチュード(M)3.9
■ 3月8日13時35分
「西表島付近」 震度3 マグニチュード(M)3.8
■ 3月12日19時21分
「沖縄本島近海」 震度3 マグニチュード(M)4.7
■ 3月13日15時10分
「西表島付近」 震度3 マグニチュード(M)4.4
西表島付近の地震と余震に合わせて、沖縄本島近海でも地震が数回起きています。
沖縄本島近海でも、過去に震度5弱の地震が過去に発生しているので、関連がなければいいのですが…
8年前の沖縄本当近海地震とは
冒頭で取り上げた、「沖縄本島近海地震」は糸満市で震度5弱を記録する地震となりました。
マグニチュード(M)7.2とかなり広範囲に及ぶものとなり、10センチの津波が発生しています。
規模の割に小規模の津波で済んだ理由としては、横ずれ断層だったためなので違うタイプの沈み込みの断層だったら、大規模の津波もあり得たでしょう。
「沖縄本島近海地震」は、2010年2月27日午前5時31分に発生しました。
早朝の時間のため、かなりの不意を突く形の地震となったのです!!
普通に考えて時間的に驚きますけど、沖縄本島では震度5以上の地震が1909年から起こっていなかったからです。
実に!!
101年ぶりの揺れだったわけです!!
まさに、経験したことのない揺れだったわけです…
この地震によって、うるま市にある世界遺産の「勝連城跡」の石垣の一部が崩壊しましたが、その他の特に目立った大きな被害はなかったようです。
ちなみに、八重山諸島では1771年に起きた「八重山地震」は津波の高さが85.4メートルにまで達したとされています。
※上記の「津波 – 恐るべき破壊力 -」 の記事で取り上げられています。
この地震は、琉球大学や静岡大学などの研究チームによって、600年間隔で発生しているのではないかとされています。
前回が、1771年ですから2018年現在から247年前にあたるので、自然災害は予期せぬ裏切りをみせますからハッキリと断言はできませんが、今回の西表島付近での地震では可能性は低いでしょう。




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