MVNO(格安SIM)のSIMフリースマホに変えたのはいいけど、Jアラートが心配といった方は多いと思います。
MVNO(格安SIM)対応でも、もともと3代キャリア端末(docomo、au、ソフトバンク)だと問題ないのですが、最近流行りのHUAWEI(ファーウェイ)やASUS(エイス―ス)などの端末は、Jアラートが鳴らないので代用のアプリで対応する必要があります。
そこで、幅広く対応していて機能もしっかりしている防災アプリは、「YAHOO!防災速報」一択と言っても過言ではないと思います。
細かい設定ができるのである意味では、キャリア端末標準装備のエリアメールや緊急速報メールより使いやすいのではと思えるほどです。
直感的に使えるアプリですが、もし不慣れでよく分からない方でもわかるように設定の説明と方法についてまとめてみました。
「YAHOO!防災速報」をダウンロードしてセットアップ
Google Playストアで、「Yahoo 防災」と検索するとこのアプリが出てきます。
App Storeにもちゃんとあります。
「Yahoo!防災速報」
今回のメインは、Android端末なのでAndroid版で説明していきますね。
検索結果には、「防災速報 – 地震、津波、豪雨など、災害情報をいち早くお届け」と表示されます。
私のはすでにインストールしてあるので、「ダウンロード」になっていませんが画面はこんな感じで出てきます↓
ダウンロードして立ち上げると、Yahooのアカウントをもっている場合は自動的に紐づけされて同期するようです。
一応確認してみたところ、Yahooアカウントはないのでアカウントを作成して下さいといったことはありませんでした。
実際に試してみましたが、Yahooアカウントはなくてもそのまま使用できました。
Yahooアカウントがある場合は、立ち上げてすぐの画面で「ログインしました」のメッセージが出てきます。
この時はあえて、ログインしてない状況で立ち上げてあるのでメッセージは出てないです。
そのまま、スタート画面が続いてちょっとしたセットアップとなっています。
最初はプッシュ通知について表示されますが、ここでは次に進むだけで後で細かい通知設定ができます。
次に通知したい地域の設置の設定となっています。
位置情報機能をONにして現在地を取得するか、地域から選択して災害情報が知りたい地域を設定しておきます。
そうすると、自分の知りたい地域の災害情報をいつでも確認できるようになります。
設定しないで、そのまま進めて後からもできますからとりあえず進めても問題ないです。
とりあえず、東京から港区を選択して設定しました。
位置情報機能をONにして、GPSが入っている状態で設定するとこんな感じで表示されます。
ここでも載せられているように、後で「設定」から変更ができるのでもしうっかり進めてしまっても大丈夫です。
これで、最初のセットアップが完了です。
ちょっとしたものなので、そんなに難しいといった事はないと思います。
「YAHOO!防災速報」の現在地連動と地域設定
現在地連動ONにした状態で設定しておくと、アプリをひらくとこんな感じで現在の近隣の災害情報が表示されるようになります。
もしセットアップの段階で、現在地連動や地域設定をいれていない場合は、上の画像の右上の歯車マークをタップしてから設定できます。
地域設定に関しては、3つまで登録できるので離れている家族や親友などの地域を設定しておけば、その人達の状況も知ることができるのでありがたいですね。
「YAHOO!防災速報」の通知設定
このアプリが便利で個人的にも特に気に入っている所は、それぞれの災害に応じて通知設定を変えられるところです。
まずは、その一つの「全国共通の災害情報」です。
単純に、全国の災害情報を知りたい場合はこの設定を基本設定のままにしておけば通知されます。
ただ、設定によっては全国のどこかで災害が起こる度に、Jアラートが鳴る状態になるので自分の指定した地域だけでいい場合はオフにしておいてもいいと思います。
それぞれの災害情報の通知のオンオフや時間帯、音の設定
このアプリの特徴となっている、それぞれの災害を個別に設定できます。
通知、時間、音をそれぞれ選択していくことができるので、欲しい情報だけに絞って通知できるので、むやみやたらにJアラートがなったと驚かなくてすみます。
通知
プッシュ通知をオンオフにできます。
オフにすると、その情報を全く知らせないようにできるのです。
これで、欲しい災害情報にのみ限定することもできるます。
時間
常にどの時間帯でも通知できるようにするか、特定の時間帯を何時から何時までの間は通知するようにするといった感じにできます。
仕事中には鳴って欲しくないとか、寝ている間には必要ないといった災害情報に関してはこの設定で指定しておく事のできる便利な機能ですね。
音
音の設定も、凄く気の利いた細かい設定ができます。
災害ごとに、通知音量、通知音、マナーモードの時に鳴らすかどうかを選択できるんです。
通知はしてほしいけど音まではいらない、マナーモードの時には基本鳴らないで欲しいといった状況に合わせて設定できるなんてよく分かっていらっしゃる!!
そうした細かな設定を12項目ごとに設定できるので、自分の必要に合わせて選んでいけるのです。
もちろんそのままでも問題はないのですが、自分のスタイルに合わせられるこの機能は凄く気に入っています。
避難情報
設定している地域に避難が出た時に通知してくれる情報です。
設定している地域に避難が出た時に通知してくれる情報です。
避難解除も通知してくれるみたいですね。
地震情報
地震情報の設定は、震度3以上、震度4以上、震度5弱以上の3つから選べます。
震度の強さのイメージがわかない時は、「震度とマグニチュードはどう見るの?」を参考にしてみてください。
さらに地震情報に関しては、「緊急地震速報(ゆれる前)」と「地震情報(ゆれた後)」を別で設定できるようにもなっているなんとも細やかな配慮がなされています。
緊急性といった面では、震度3~4ではまだそれほどでもないと感じところがあるので、個人的には震度5弱以上で設定しています。
それぞれの環境は違いますから、その辺は状況に合わせて設定されるといいと思います。
津波予報
海が近い場合は、死活問題になるのでこの通知は是非活用したい設定ですね。
津波は早めの情報でどう行動するかが変わってきますし、海が近くなかったとしても東日本大震災の時のように思わぬ所にまで津波が達することもあり得ますからね…
個人的には、外す事のできない項目の一つとなっています。
豪雨予報
ここ最近は、豪雨による災害が増えてきていますからね。
記録的な大雨なんて、珍しいものでもなんでもなくなってきていますしね。
雨って聞くと、以外と大したことのないように聞こえる場合もあると思うので、そんな時にはこちらも参考にしてみてください。
通知設定は1時間に降る雨量によって、20mm/h以上、30mm/h以上、50mm/h以上、80mm/h以上で設定できるようになっています。
土砂災害
土地の関係で、全く必要のないと場合はオフでも問題のないかもしれないですね。
自分の家や職場などが関係したり、道路が寸断される場合は通知をオンにしておきたい設定になっています。
河川洪水
豪雨と関係して河川洪水も、最近増加している災害となっていますよね。
近隣に多いな河川がある場合は、是非とも活用したい通知の一つとなっています。
河川は氾濫すると広範囲に多大な影響がでますからね…
気象警報
気象警報と聞いても、漠然とした感じがして正直パッと分からないですよね。
アプリ内では詳しく説明が出てないですが、簡単に言うと気象庁が発表する特別警報が6種類、警報が7種類の警報のことです。
「気象警報 – 防災速報からのお知らせ – Yahoo! JAPAN」にどういった警報が通知されるのかが、詳しく載せられています。
熱中症情報
熱中症の被害は意外と多くて、その年の気候などによって差がでますが、2017年の死亡数は621人となっています。
その内の22人が20~30代の人となっているので、決して甘く見てはいけないものと言えます。
そして、その熱中症情報を「暑さ指数と危険度」によって、危険、厳重警戒以上、警戒以上から通知設定が変えられるようになっています。
火山情報
かなり限定的なものなので、必要のない人も多いかもしれませんね。
2017年1月23日に、安全されていた群馬県のスキー場となっていた草津白根山での噴火もありますし、日本は活火山や休火山が結構あるので私は念の為に通知を音にしてあります。
国民保護情報
ここ最近でのJアラートと言えば、北朝鮮ミサイル問題でかなり注目を浴びたのではないでょうか。
北朝鮮からミサイルが発射された場合、Jアラートが鳴ってからたったの5分程度で安全に避難する必要があることがわかっていますからね。
直接ではないにしても、何かの部品が落ちてくる可能性があるので、この通知は今後色々な意味で必要な通知となることでしょう。
防犯情報
こちらも、あまりパッとこないかったりしますよね。
アプリの通知については公式サイトで、受けとれる情報について以下のように載せられています。
■受け取れる情報
各都道府県の警察本部が発表する犯罪発生情報や、防犯に関する注意情報などを、関係する地域の方に通知します。
具体的には、声掛け・不審者、ちかん・わいせつ、ひったくり、強盗、通り魔、その他注意情報(空き巣や振り込め詐欺など)となっています。
ただ、まだ通知対応な地域は現段階ではまだ限られているみたいです。
■対応都道府県
北海道、岩手県、宮城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、石川県、福井県、長野県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、岡山県、香川県、愛媛県、長崎県、沖縄県
※順次拡大予定
となっているので、通知がまだ受けられない県が半分ぐらいあるみたいです。
自治体からの緊急情報
LアラートやEm-Netなどの、国からの情報ではないく自治体からの情報となっています。
北朝鮮のミサイル発射の時に、通過ルートとなった地域で活用された手段です。
各自治体に依存しているので、対応していない場所もあるようですがよりピンポイントでも情報を共有してくれるので、通知はオンしておいた方がいいと思います。
お知らせ
緊急情報というわけではなく、試験放送のような感じで通知が必要な場合と、新機能の追加などのお知らせ通知設定になっています。
お知らせだけの通知か、お知らせ・訓練情報の両方の通知か、オフにするかの3つから選べます。
うっとうしく感じる場合は、通知をオフにしてしまっても大して問題ではないと思います。
とは言ってもお知られは頻繁にくることはないので、自分はお知らせ・訓練情報の両方を通知にしといて、通知音をゼロに設定してます。
ここまで大変長くなってしまいましたが、緊急情報12項目とお知らせの通知設定となっています。
その他の通知設定
■ 解除通知
後は、「避難情報」「津波情報」「土砂災害」「河川洪水」「気象警報」の解除時の通知音がいらない場合は、一括してオフにできる設定です。
■ 端末操作中のダイアログ表示
緊急速報以外の通知を、ダイヤルログとして表示するかどうかの設定です。
■ ステータスバーの表示件数
ステータスバーへの表示を、1~5件の中から選べるようになっています。
大変長くなりましたが、これらがそれぞれの災害について細かく設定できるものとなっています。
MVNO(格安SIM)でも、必要に合わせて通知を変えていくことができるのでやたらめったらに鳴ることを避けることができて、自分のスタイルによって調整できるのは本当に助かりますね。
MVNO(格安SIM)で、Jアラートが鳴らない状況の場合はかなり有能なアプリとなっているので是非活用してみてください。
実際に周りでJアラートが鳴っている時に、しっかりとこのアプリが反応してくれていたので、安心できますよ。
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