2017年11月20日の午前7時45分頃に、群馬県大泉町朝日で自宅の玄関前で小学3年生の女の子がイノシシに襲われてケガをしました。
ケガもですけど、登校する時に玄関を出てすぐにですから精神的なダメージが心配ですよね…
私も同じぐらいの娘がいるので、心配になるニュースでした。
自分も同じような場面に遭遇する可能性はゼロではないですから決して他人事ではないですし…
なので、もしイノシシに突然遭遇してしまったらどうすればいいのか知っておきたいですよね!?
イノシシは住宅街にも現れる
群馬でニュースとなったイノシシ事件は、山間の地域ではなくて住宅街となっている所でした。
イノシン=山の中のイメージですが、現代はそのバランスは崩れてきているんですね…
なので、本当に不意を突く形でイノシシに遭遇したことになるので、本当に怖かったと思います…
最近では、神戸や京都の街中で、イノシシの親子が悠々と歩き回っているニュースが増えてきていますし…
という事はある意味、街中であろうがいつイノシシに出くわす分からないという事です!!
しかも、昔からイノシシが出没する地域に住む人に聞いた話だと、
「以前よりもイノシシが人家に出てくる率が上がっている。」
と言っていました。
さらに、
「天敵に遭遇することのないイノシシは、王様気取りで人間を恐れなくなっていている。唯一の天敵となっていた猟友会のメンバーも高齢化が進み引退して人手が足りなくなったのも原因かも…」
とおっしゃっていました。
他にも、イノシシの住める場所の減少や食糧が不足しているなどの理由もあるようです。
街中にも躊躇することなくイノシシが出没する可能性は年々上がっているのは間違いなさそうです。
もしイノシシに遭遇してしまったら!!
イノシシは攻撃態勢に入いると、勢いよく襲ってきます。
その足の速さは、時速45キロを超えると言われているので自転車でも追い付かれるスピードですね!!
自転車で走っている時に、犬に追いかけ回されるのって本当に怖いですけど、犬よりイノシシの方が数倍の恐怖じゃないですか!?
なんて言っても、一歩間違えれば命を失う事件になっていますから…
実際の経験なのですが、仕事で山の舗装された細い道路を110ccのスクーターで走っていた時だったのですが、そこまで大きくない若いイノシシに遭遇したので、半端に止まるのも恐かったので走り続けたら、イノシシが驚いて逃げたのでイノシシの後ろから追いかける形になりました。
めったにないチャンスだと思ったので、その時にちゃっかりスピードメーターで何キロまで出るのか計測してみたら、確かに時速40キロは出ていました!!
しかも、そんなに必死に走っているような感じではなかったのにそのスピードだったので、まだ本気ではなかったのかもしれないです。
つまり、自力で走って逃げるのはまず不可能だということになります…
走って逃げるのがダメならどうするか…
まずは、イノシシの攻撃パターンも知ることが対処するうえで役に立ちます!!
攻撃パターン1.猪突猛進!!
イノシシと言えば、猛烈な勢いで突進してくるイメージがありませんか??
「猪突猛進」と言う四字熟語があるほどですから。
意味は、周囲の人のことや状況を考えずに、一つのことに向かって猛烈な勢いで突き進むこと。
なので…
イノシシは、ロックオンしたら全力で突撃してくることは昔から知れている特技というわけです!!
イノシシを庭で育てているお宅に何度がお邪魔した時、毎度目が合うと突進してくるので、柵を壊して飛び出てくるのではないかと怖かったのを覚えています。
まん丸に太っているから「マルちゃん」と名付けていましたけど、とても可愛がられていたので、飼い主さんには凄くなついていて、ホースからの水を歓んで浴びていましたっけ…
本来は、悪い生き物ではないですからね…
ちなみに勘違いされがちな、イノシシが真っ直ぐにしか突進しない説は間違いで、方向転換も上手にこなしまた走りだすことが可能です。
攻撃パターン2.牙で攻撃!!
最近のイノシシ被害のニュースで、ケガの理由は噛まれたことによるものですよね。
イノシシの口には、鋭い牙が生えています。
鋭く大きな牙はオスだけですがその牙を上手に使いながら襲ってくると、刃物のように鋭利なため足の付け根を切りつけられると大腿動脈まで達して、失血死する場合すらあります。
そのため、オスのイノシシはアクセサリーにもなっています。
しかも、結構な値段がするんですね…
オスは牙があるなら、メスはどうなの??
ってなりますよね。
メスにはオスのような大きな牙ではないですが、口を使って噛みつき攻撃をしてきます。
しかも、顎(アゴ)の力が強いため本気で噛まれと、大ケガは避けられません。
人間みたいに手が使えるわけではないので、やはり口を上手に使ってくるのは仕方ないですよね。
口を使っての攻撃も、映像を見て頂くと分かりやすいと思います。
こんな風に襲われたら、本当に恐怖ですよね!!
意外なほど、口を使って上手に噛みついてくるのが分かります。
しかし、こうして見てみると攻撃の仕方は犬に似ているように感じませんか?
イノシシに遭遇した時の対策
イノシシ攻撃パターンがわかれば対策もとりやすいですよね。
その動きに合わせた対処法をとればいいんですから。
攻撃パターンに加えて、イノシシの性質も踏まえて対策法を抑えていきたいと思います。
まず、イノシシの性質ですが基本的には、警戒心の強く神経質と言われています。
しかも、見慣れないものや自分よりも大きなものには近づかないといった習性もあるそうです。
さらに、窮地に追い込まれたとき意外は基本的には水を嫌うのでそうそう泳ぐことはないようです。
この点を抑えて対策をとるとしたら!!
対策1.身を隠す
正直いって勇気のいる方法ですが、全身を物陰に隠すだけでも通り過ぎていくことがあるようです。
よほどの興奮状態でない限り、執拗に攻撃をしてくる性質ではないので、こちらからサッと身を隠すだけでもやり過ごすことができるのです!!
神経質な性質なので、人間の存在にプレッシャーを感じたために攻撃態勢に入っているだけかもしれないので、隠れてしまえば刺激せずに済むといった方法です。
しかし、興奮状態の時はこの方法はとても危険な方法なので、緊急時に一度しか使えないのでかなりの不安は付きものの方法です…
対策2.高い所に登る
足は速いですけど、木や高い所に登る事はできません。
街中だったら、ちょっとした塀や車の上に乗ってしまえば突進からも口の攻撃も避ける事ができます。
もしくは、高い場所に飛びつくだけでも場合によっては効果があるようです。
といっても、低過ぎたら意味がないのでイノシシよりも高い所に登ってくださいね。
人工的なものとは言え、階段は普通に凄まじい勢いで登って行けます。
可能ならこの方法が、一番無難な方法だと思うのですが慌てていたり、高い場所がないと意味がないので、対策1とのコンビネーションで上手く使えればかなり効果を発揮してくれるでしょう。
対策3.こちらから驚かす
背中を見せて逃げるのではなく、むしろこっちから両手を広げながら大声を出して驚かします。
ある意味、逆上する可能性がありますし大きなイノシシには通用しないかもしれません…
イノシシが自分よりも大きくて危険な存在だと認識してくれさえすれば作戦成功ですが、対策1の身を隠すことよりも勇気がいるので、奥の手のような気もします。
傘を持っているなら、いきなり広げると驚いて怯むといったデータがあるようです。
なので、持っている物を投げつけてひるんだ隙に、隠れるか高い場所に登るといった組み合わせの方が無難ですね。
防犯ブザーを鳴らすのもいいかもしれません。
山によく入る人が、
「弱気になると襲われるからこちらから脅かすのが一番!!」
と言っていましたけど、自分はビビりなので無理です…
対策4.ひらりとかわす
猛スピードで突進してきたら、直前でかわしたらそのまま去っていく事もあるようなので、闘牛を相手にするかのように、近くまで引き付けてからひらりと身をかわすのです。
しかし、方向転換して戻ってくることも十分あり得るので、避けた後の行動も考えておかないと何度も通用しない可能性ありです…
正直これは、プロの技の部類に思えます。
対策5.水に飛び込む
かなり限定的な方法ですね…
近くに池や川などがあれば、そこに飛び込めばわざわざ追いかけてくることもないでしょう。
もし追いかけて来ても、泳げないのではなくて泳ぎは得意ではないので逃げ切ることは可能性です。
私のように、自分が泳げないと無意味ですけど…
対策6.撃退する??
突然の遭遇時には持っているのは難しいですけど、イノシシの出没情報などの時に備えておくと助けになるアイテムがあります。
それが、「クマ撃退スプレー」です。
商品の説明を見ても分かるように、イノシシにも有効となっています。
噴射距離約5メートルとなっているので、そこそこ至近距離でないといけないですがメーカーによっては9メートル届くものもあります。
有効期限は3年となっているので、イノシシ遭遇の可能性が高い場合は備えておくと頼もしい助っ人となってくれます。
まとめ
といった具合に、いつどこでイノシシと遭遇してこちらに向かってくるか分からないので、こうした対策法を覚えておいて状況に合わせた可能な方法で対処したいですね。
無難な方法は、対策2の高い所に避難するのが現実的に思えます。
あとは、対策1~3の方法を上手く組み合わせながらのコンビネーションが出来ればもう間違いないですね!!
一番は出会いたくないですけど…





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