地盤沈下と地盤陥没 – 身近に潜む落とし穴 –

地盤に亀裂

2016年11月に起きた福岡の博多で起きた道路の陥落事故。
陥没の大きさはなんと幅約27m×長さ約30m×深さ約15mでした。

しかし、これは人事ではないかもしれません。

規模は違うとしても、地盤陥没は意外と身近なものなのです。

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地盤陥没はニュースで見る珍しいことではない

地盤陥没と聞くと、大きな事故を思い浮かべるかもしれません。

ニュースで取り上げられるのを見ると「こんな事が起こるんだぁ」と自分には関係のない滅多にない珍しいことのように思えますよね。

 

しかし、実際には結構身近なものなのです。

 

 

例えば、下水管の老朽化による地盤陥没の事故は全国的にも比較的ちょこちょこと起きているのです。

国交省の発表では平成19年度は全部で4769件
平成26年度では3313件の道路陥没が発生しています。

月で考えると約300件の地盤陥没に、誰かが遭遇している事になります!!
数十センチ~数十メートルと規模の差はあるとしても、決して少ない件数ではないのでないでしょうか。

 

ですから見慣れた道路であっても、突然に穴が開いているもしくは、開いてしまうなんて事が、想像もつかないですが多いにあり得るのです。

では、なんでそんな事故が起こるのでしょうか?

地盤沈下と陥没の主な原因

地盤沈下と地盤陥没の原因

地盤沈下と陥没の原因は、自然現象と人口的なものの両方があります。

 

地盤陥没:

身近によくある原因はいま取り上げた水道管や下水管よる原因が多いです。
水道管の老朽化が進み、小さな亀裂や場合によっては大きく裂けてしまい水が漏れだしてしまいます。

そうなると、漏れ出した水が少しずつ少しずつ地面を削り取っていき空洞を作り出していくわけです。
そこに、様々な物が流れ込んでさらに空洞を広げていきます。

そして、ついに空洞の上の土やアスファルトなどの重みで、場合によっては走行中の車の重みで耐え切れずに地面に飲み込まれるように落ちてしまうわけです。
そのような突然の陥没は急激な崩壊をもたらします。

 

 

地盤沈下:

人口的にまた自然に、地下の地形が徐々に変わるなどして静かに沈み込んでいきます。
とは、言っても広範囲に沈み込むこともあるので、どのような事例があるかを見るとわかりやしかもしれません。

地下水の枯渇

水道管の事故の逆パターンとも言えるかもしれません。
漏れ出すのではなく、本来通っていた地下水が土地開発などなんらか建設によって水脈の流れが変わってしまい枯れてしまう事があります。

そうなると、地下水の通り道は水がクッションの役割をしていたのにそれが失われるため、空洞化してしまい沈下していきます。

要因としては、「地盤沈下」となりますが、規模などによっては「地盤陥没」を引き起こすので両面を持つ場合があります。

地震

大地震クラスになると、大抵は大規模の地殻変動が起こります。
一帯の地区ごと広範囲にわったて「地盤沈下」していることがあるのです。

範囲が広範囲なので、自分では気付かない場合もあるのですが、大雨の時などに以前にはなかった冠水や床下浸水の被害を受けてしまう事があり得ます。

液状化現象

主に地震とセットで起こります。
埋め立て地や、元々が田んぼや沼地など、地盤に砂と水が多い所では揺れによって混ざっていた砂と水が分離してしまい、地形を大きく変えていき「地盤沈下」してしまいます。

埋め立て地と聞くと、海のイメージが強いので自分は山の上の陸地だから大丈夫と思われる方もおられるかもしれませんが、川の埋め立て地の場合もあるので、自分では知らなくても昔は川だった場合は起こり得る問題といえます。

圧密による沈下

建築、建設関係の人には聞きなれた言葉かもしれませんが、そうでないとあまり出会うことのない耳慣れない言葉だと思います。

しかし、これは多くの人達にとって身近なものの代表なのです。
これは、土の中にある水分や空気が、家など重みで少しずつ押し出されていきその分、沈んでいく現象だからです。

そのため、家を建てる時に使われた土などの条件によっては、この現象は住んでいる家に影響を及ぼすものとなるわけです。
急にというわけではないですが、ジワリジワリといつの間にかに数年かもしくは、数十年かけて家が傾いてきた!!といった深刻ことになる場合もあります。

シラス台地で有名な鹿児島などの、火山地域は特に注意が必要です。
これは、自分の生活に直結するごく身近な「地盤沈下」の代表例と言えます

地盤陥没でケガをした実際の経験

実際に「地盤陥没」に出くわした経験です。

それは、2016年10月19日の事でした。

 

仕事中に、行きなれたいつもの場所で作業しようとして歩いていると、ズドン!!と土の地面がいきなり抜けたため、急に視線がグッと落ちた感じでした。

ドッキリでも仕掛けられたのかと、思わず辺りを見回しますがそんな訳もなく穴に落ちたのです。

穴の深さは1.3mあったので胸の辺りまで入っていました。
しかし、あとで職場からの報告を聞いて驚いたのは、一番深い所はなんと5mもあったとの事です。

 

実際に落ちた穴の大きさ

 

ちょっと深さの感じや大きさが伝わりにくいですが、これが実際の現場の写真です。

数ヶ月後に現場に行った時に、近くに住む人が菜園などに使う棒を立てて落ちないようにしていました。

 

しかし、あと一歩ズレていたらと考えると恐ろしくなります…。

 

その日も、次の日も普通に仕事をしてちょっとした笑い話のネタになるぐらいに思っていたら、3,4日経ってから急に全身が痛くなり一応検査をしにいくことに。

なんと肋骨にヒビが入り、頸椎捻挫、第五腰椎棘突起骨折との診断でした。

 

 

穴の幅が、50㎝ほどしかなかったので、膝か曲がらずに背骨に負担がかかったようです。

おかげで、しばらく仕事ができずに半年ほど体調不良を引きずることになり、改めて検査したところ首の骨が後ろからみた時にS字型に歪んでいるうえに、第四頸椎と腰から髄液が漏れ出ている脳髄液減少症という病名が付き入院することなりました…

 

この時の原因は、正確にはわかっていないのですが、穴のすぐ側が工場になっていて排水溝があるので、何かしらの水のルートができて空洞を作り上げたのだろう思われます。

慣れていた場所であっても、「地盤陥没」もいきなり起こりうることを示す実例ではないでしょうか。

地盤沈下や地盤陥没に遭遇したら

道路に穴が開いていたり、突然大きな亀裂が入っているのを見かけたなら、「地盤陥没」の兆候があるので、覗いたり自分で確認してみようとせずに警察に連絡しましょう。

 

覗いてみようと無理に近づけば、穴はほんの一部であっても地面の中は広い範囲で空洞になっているために落ちてしまう危険があります。
好奇心にかられたり、自分で対処しようとするのは非常に危険なので専門の方にお願いするのが最善となります。

もし「地盤陥没」で自分が実際に落ちてしまった場合は、一見はたいしたことがないように思えても、まずは安静にして様子を見る、もしくはすぐに病院で検査をしてもらうべきです。
その時は気付かなくても、後から症状が出て来たりするので最小限のケガですませる事でき、保険の手続きも行いやすくなります。

 

また、住宅に関しては「地盤陥没」によって突然ドア枠が歪んだり、ドアの閉まりが悪くなったりするのに加えて、家の裏や庭などに亀裂やくぼみができたなどの症状がでた時には、早めに建築会社の方に相談されるといいと思います。
「地盤沈下」による、家の傾きも同様です。
状況に応じて、詳しく検査をして下さり、場合によっては改善工事が小規模で済むかもしれません。

まとめ

突然遭遇することの方が断然多いと思いますが、意外と身近な災害の一つであるという事も覚えておきたいと思います。
防ぎようのない一面もありますが地面を叩きながら確認して生活するわけにもいきませんからね…
どの場合も、これぐらいなら」と軽くみて放置しないで早めの処置が一番です。

 

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