黄砂、PM2.5 – 身を守るために出来ること –

空気汚染が進み、人体への影響が問題視されている黄砂やPM2.5
実際にはどのように人体に影響が及ぼしていくのでしょうか?
どのような対策をとっていく事できるでしょうか。

どうして人体に影響があるのか

一つの理由は、小さければ小さいほど人体に取り込みやすいからです。
実際に人体に影響がある、色々な物質の大きさにご注目ください。

身近な影響のある物質の大きさ
物質 大きさ(マイクロメートル)
イエダニ 600~1000μm
チリダニ 300~400μm 
スギ花粉 20~40μm
ヒノキ花粉 30~40μm 
ヨモギ花粉 25~28μm 
ブタクサ花粉 18~20μm 
カビ 2~10μm 
細菌 0.5~5μm 
タバコの煙 1μm 
黄砂 0.1~5μm 
PM2.5 2.5μm以下 
 PM1.0 1μm以下 

ハウスダストアレルギーの原因の一つと言われいるダニ死骸ですが、大きいものならまだ頑張れば目に見えますよね。

さらに、花粉症の原因となっている、代表的ないくつかの花粉の大きさとなるとどうでしょうか?
もう、一粒一粒は目に見える大きさではないですよね。

ですが、人間の身体はよく造られているのでこのぐらいの大きさなら、鼻や喉の粘膜さらに鼻毛に引っかかってくれるため体内の侵入を防いでくれます。

 

しかし黄砂やPM2.5、さらに小さなPM1.0となるとどうでしょうか?
目に見えわけでもなければ、身体に入ってきても即座に感じることができない、本当に微細な物質なため、さらに身体の奥にまで入り込んで行けることになるので気管支やさらには肺にまで到達してしまいます。

そして、それだけ出て行きにくくもなってしまうのです。

しかも、問題なのがこれらは有害な物質だと言うことです。
なぜ有害かについては、「黄砂 – なぜ?どこから? –」と「PM2.5 – ほんとうに有害? –」の記事をご覧ください。

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一つ一つはごく小さなものであっても、昔から「塵も積もれば山となる」と言う通り、黄砂やPM2.5はデータ的には減少傾向にあるとは言われていますが、ゼロになることはあり得ないので、健康を脅かしていくには十分の量となっているのが現状です。

ですから年々取り入れ続けることで、確実に何かしらの影響を及ぼしてきます。

どのような症状がでるのか

大きな粒をまず受けとめるのが、身体の表面にある目、鼻、喉、皮膚です。
できるだけ、身体の中に入らないように防いでくれています。

しかし、小さな粒は気管支などの呼吸器系に入り込んでくるので、粘膜などで保護しようとしてくれます。
それでもさらに、タバコの煙ほどの大きさのPM1.0などは肺の奥にまで達して蓄積されていったり、体内の奥に入り込んだ有害物質が浸透してくることで、血流によって運ばれていき、心肺機能にも影響を及ぼすのです。

 


かゆみ、結膜炎などの症状がでます。

くしゃみ、鼻づまり、鼻水、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)などを引き起こす原因となっていきます。
呼吸器
喉などの呼吸器系は、イガイガ感や咳、気管支喘息、肺炎もあり得るようです。皮膚にも着きやすいため、体質によってはアトピー性皮膚炎などになる場合があります。
循環器
他にも、循環器系に影響を及ぼすので持病がある方は、心臓発作も考えられると言われています。

 

また、発がん性物質や水銀、さらに放射性物質のセシウムも運ばれてきているとまで考えられており研究が進められているようなので、これから新たに人体への影響が出始める可能性も無きにしも非ずといったところです。

ですから、気になる症状がある時には自己判断で済ませるのではなく、しっかりと病院で医師に相談することを強くおすすめ致します。。

できる対策とは何か

出来る事なら、黄砂やPM2.5に接しないに越したことはないのですが、まず不可能に近いと思います。
そのためには、密閉された部屋で超高性能の空気清浄機が回り続けていないといけません。
なぜなら一年中、黄砂もPM2.5も量が多いか少ないかの問題だけの話しで、飛来し続けているからです。
では、どうすればいいのでしょうか。

予報など情報の活用

まずは、週間予報などの情報を見るようにする事がでしょう。
色々なサイトや、アプリで天気と同じように黄砂やPM2.5の情報を教えてくれています。
ピークの季節の間だけでも、そうした情報の確認は習慣にしておくといいと思います。

換気や洗濯を控える

情報によっては、濃度が高ければ窓を開けての換気をできるだけしない事や、洗濯物は外に干さないといったことを心がけることができます。
外で干さないのはもったいない気もしますが、服に付着した黄砂やPM2.5を吸い続ける事になるなら、除湿器や室内乾燥機などを活用する事をおすすめします。

外出は控える

濃度が高い日は、外での活動や外出を控える必要があります。
特に、小さなお子さんがいると晴れの日に外で遊べないのは苦痛でしかないですし、親の方にとっても子供の体力の発散は公園などの方がいいですからね。

ですから、濃度の多い日には天気が良くても建物内で遊べるレジャー施設などを活用するのはいかがでしょうか。
ペットを飼われている方は、動物にも同様に害を及ぼすので場合によっては、散歩を控える方がいいかもしれません。

その方が、すぐには身体に反応がでないので今は大丈夫でも、数年後になってから健康を損なってしまい、病院通いになってしまうよりは断然良いからです。

とはいっても、清々しい天気のいい日には中々そうもいかないのが現実かもしれません。

予測濃度が70以下の目安

特に、外出等の行動を制限する必要のないレベルとされています。
しかし呼吸器系や循環器系に病気がある人や子供や高齢者の方は、体調への影響もあり得るので、体調の変化に注意が必要です。

予測濃度が70以上の目安

不要な外出はできるだけ避けるようにする必要があるレベルです。
各市町村や自治体で学校等での、外での活動を制限する場合もあります。
呼吸器系や循環器系の病気がある人や子供や高齢者の方は、特に注意して行動する必要があります。

道具を活用する

実際に数年前、中国で15kgはある空気清浄機を背中って買物をする女性が話題になりましたが、確かに最善の方法かもしれません。

しかし、現実問題としてはさすがにそこまでするのは不可能ですよね。
そのため、現在では首からかけられる携帯空気清浄機があります。

他にも、車載用でも使用できるUSB電源の空気清浄機も販売しています。
もちろん、車の場合はエアコンフィルターを定期的に交換しておかなければ効果が薄れてしまうので、エアコンフィルターもチェックしておきましょう。

手軽にできる事としては、保護メガネで目を守る事やマスクを活用することができます。
その際に、PM2.5対応のものを選ぶようにしましょう。
もちろん、対応していないからといって全く無意味ではないですが、黄砂もPM2.5も上記で取り上げているように非常に細かい物質なので簡単に通り抜けてしまうからです。
ですから、可能な限り密着するタイプの方がすき間からの侵入も防げます。
ノーズマスクといった鼻用のマスクもありますが、これは少し好みがわかれるものとなっています。

他にも、花粉症の方はよくされていると思いますが、外出時には静電気が発生しやすい服は花粉を始め、小さな物質を寄せ集めてしますので控えるようにし、外出した後には家に入る前に洋服用の粘着クリーナやほこり取りブラシなどでキレイにするなどして、家の中に黄砂やPM2.5を持ち込まないようにするのはとても、大切なポイントと言えます。

お部屋の中では、空気清浄機を使用したり、空気の汚れを数値で教えてくれるPM2.5測定器といったものもありますので、特に小さなお子さんがおられるご家庭や介護施設などには重宝するかもしれません。

まとめ

便利なものが増えるというメリットがある一方で、黄砂やPM2.5などによって人体への影響というデメリットが出ています。
しかも、目には見えないですし、身体が即座に感じることのできないのでじわじわと蝕んでいきます。
ですから、できる限りの対策法を生かして、自分の体のために長い目での予防策を講じていきたいと思います。

※病気や症状に関する知識を得るためのものですので、商品の効果・効能を保証するものではありませんのでご注意下さい。

 

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