黒潮が蛇行運転!! – 私たちの生活に打撃が!? –

黒潮大蛇行の可能性

太平洋を流れている黒潮が、危険な運転をしています!!
正確には運転ではなく海の流れなのですが、黒潮がいつもと違うルートを蛇行しているため、私たちの生活に影響が…

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黒潮とは

日本列島に沿って流れている、太平洋の暖流のことです。

日本海流とも呼ばれていて、フィリピンの北東と台湾の東からスタートしています。
そして、日本列島に沿うようにして流れていて、千葉県の房総半島で東に向きを変えていきます。

幅が100キロほどで、海面上空から見るとくっきりと色が分かれていて、その色が濃くて深い青黒い色をしていることから、黒色に近いため黒潮と呼ばれています。
色が分かれる原因は、黒潮の海流部分はプランクトンなどが少なく、透明度が高くなっているため、海の深い所が見えやすくなってからです。

時速9キロの速さで流れているので、ジョギングする速さと大体同じぐらいのスピードで流れています。

これだけ速くて大きな海流は、世界でも有数の珍しい海流のようです。

黒潮との関係

黒潮と言えば…

まずは、黒潮について簡単に紹介しましたが、皆さんは黒潮と聞くと何を思い浮かべますか?

 

やはり!!

美味しい魚ではないでしょうか。
黒潮に乗っている、カツオ、サンマ、マグロ、カジキ、シイラ、イワシ、ニシン、サバ、シラスなどの美味しい回遊魚が豊富に漁獲されるので、私たちはそうした魚たちを楽しむ事ができています。

黒潮の影響力

黒潮は他にも、様々な気候にも大きな影響力を持つ存在です。
黒潮が運ぶ暖流、つまり暖かい海水を南から北へと運んでいるので、日本は温暖な気候を保てています。

ですから、その黒潮の流れが変わると色々な影響が出始めるのです。
しかし、黒潮の流れが現に蛇行していつもと違うルートを流れています…

黒潮大蛇行の起こる理由

回り道が必要

日本列島に沿って流れている海流ですが今年は、東海沖で冷水渦ができているため暖流である黒潮が大回りしなければならなくなっています

車でいつも走り慣れている道路が、工事中で回り道をしないと行けなくなったので、いつもと違う道を走ったら思わぬところに出てしまいあちらこちらと走ってウネウネとしている状態を想像していただくといいかもしれませんね。

 

この状態が、数ヶ月続いた時に「黒潮大蛇行」と呼ばれるようになるのです。
ちなみに、この蛇行の元となる冷水渦の発生の原因は不明だそうです…
現在、科学者の方々が研究を続けていて、色々な説はあっても正確な原因にはたどり着いていないそうです。

黒潮大蛇行となった過去の例

過去のデータから

過去にデータを取り始めてから、8回ほどカウントされています。

前回起きたのが、2004年7月~2005年8月の1年2カ月の間に実際に黒潮大蛇行が起こり、様々な打撃を受けました。

漁師さんに大打撃

黒潮が蛇行で近づいた場所

シラスが激減

静岡県では、シラスの漁獲量日本一であるはずなのに、例年の7000トンから2004年には2400トンと大幅の減少となっています。
栄養の少ない黒潮が、沿岸に近づいたことでエサのプランクトンの量も激減したためだと考えられています。

黒潮が蛇行で離れた場所

イワシの水揚げが激減

三重県では、イワシが約10000トン獲れるところが、759トンと大激減しました。
これは、イワシをエサとしている大型魚も減る事につながります。
和歌山では、カツオが約1200トン獲れるところが、562トンとなり半減してしまったのです。

これらは、黒潮がいつもより沖合に離れてしまったために、魚が例年よりも遠くに離れてしまったのが原因となっています。

漁師さんにとっては死活問題となったのです!!

見慣れない魚が…

グルクンが水揚げされる

沖縄の生息している南の魚のアオダイが、八丈島まで大量に獲れるようになったそうです。

他にも、静岡県伊東市では普段獲れないはずの沿岸のキハダマグロや沖縄のグルクンが、多く水揚げされたりとしました。

今年もその兆候として、9月3日に静岡県沼田市でサーフィンをしていた男性が、サメらしきものに咬まれる被害がありました。
遠州灘で、2メートルのサメが目撃されていたので恐らくサメであるとされていますが、普段はこの辺りに来るはずのない外洋性のサメが、黒潮の蛇行の影響でエサがなくなり、海岸近くに来てしまったようです。

黒潮が蛇行することで、魚たちも大移動しているのです。

気象の影響

潮位の上昇

潮位の上昇

黒潮が沿岸に入っている所では、潮位が10~20センチ上昇します。
たったのそれだけで慌てる必要な無いように感じますが、これは大きな災害をもたらす原因となり得ます。

台風の接近の時には、潮位がさらに上がり満潮が重なると浸水被害や高潮被害が発生する危険性が高まるからです。

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気象の影響

大雪被害

2004年の黒潮大蛇行の時には、首都圏で12月31日に21年ぶりとなる大雪が降りました。
これは、黒潮大蛇行の時は低気圧を南に押し下げて行くため、北からの冷たい空気入り込みやすくなるので関東地方で、雪が降りやすく状況となるので、大雪になったり雪の日数が多くなる可能性が高くなるそうです。

 

これらの過去の黒潮大蛇行と同じような現象が起こり得ます。

漁業の方は生活がかかっていますし、魚好きの人にとっては魚が高騰したりもします。
気象の問題は、まだ秋の台風シーズンに入っていくので、その影響が色濃くでる可能性が高いです。
関東地方は、今年の冬は厳しくなるかもしれないので、前もっての対策が必要かもしれませんね。

とは言ってもまだ、気象庁の発表では黒潮大蛇行が起こるかもしれないという段階です。
しかし、いつまで続くかわかりませんが、現段階ではすでに黒潮は蛇行していますので、太平洋沿いの県にお住まいの場合は特に、台風の接近時にはご注意ください。

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