台風や地震などで、大規模災害になると問題になるのが停電ですよね。
現代社会において、電気がない世界など考えられない生活が当たり前となっています。
オール電化は、特に停電になると痛手が大きいですよね。
実際に、台風21号(チェービー)や北海道胆振東部地震の時には、長期的にしばらく停電が続いたり、広範囲の大規模停電となったことから、停電がある程度長引く続く時にはどういった不便があるのか。
どんな対策法があるのか。
不便な時間となる停電に対して、しっかりとした備えをしておきたいですよね。
長期間停電が続くと困る事と対策
停電になるとどうなるのか。
単純に電気が使えせん。
となると困るのは、生活必需品ですよね。
何かと便利な世の中になっても、災害が起きると停電は防ぐことができません。
むしろ、便利な道具こそ裏目に出てしまうことも…
しかも、ちょっとした短時間の停電ならまだしも、長時間もしくは長期間の間、停電が続くとなると…
停電の時の冷蔵庫
停電で困るものとして真っ先に浮かぶのが、「冷蔵庫」でしょうか。
冬場ならまだいいかもしれないですけど、季節が暑い時期だと中身がすぐに腐ってしまいますからね…
一時的な停電ならいいですけど、災害時の長期的に停電が続くとなると全滅状態になるので中身をどうすべきかを決めないといけなくなります。
生ものが腐ってしまうと、処理するのも大変になりますし、復旧してからの掃除も大仕事になる可能性があります。
では、停電時はどう対処することができるでしょうか。
停電の時の冷蔵庫対策
まず、停電が短時間ですぐに復旧するものかを知る必要があります。
もし、短時間ですむのなら冷蔵庫の扉は開けないことです。
冷蔵庫のつまりぐらいや気温にもよりますが、5~10秒程度開けるだけで室温と冷蔵庫の中はほぼ室温と同じ温度にまで上がってしまうからです!!
では、長時間停電が続く場合はどうしらたいいのでしょう??
冷蔵庫の温度が上昇し始めるまでの時間は、約3時間しかないので復旧までにそれ以上かかる場合は見切りをつける必要があります。
冷凍庫でも、約4時間後には温度が上がってくるので、生物は食べられるうちに調理して食べてしまうのがいいのでしょう。
冷蔵庫のものを、冷凍庫に移動すれば凍っているものが溶けるまでの間は冷やせるのですが、冷凍庫を開けている時間が長くなると溶けるのもその分早くなるので、逆効果になる可能性があります。
それよりも、冷凍庫に保冷剤を普段から入れておくと、節電効果もあるし災害時の停電の時にも時間を稼いでくれます。
強い台風の上陸が分かっている場合は、早めに前もって冷蔵庫の中身は減らしておいてレトルトやカップ麺、缶詰、乾麺(うどん、パスタなど)、非常食類などを多めにストックしておく計画をしておくと無駄がないです。ストックしておけば、防災グッズとして役に立ちますからね。
沖縄に住んでいる頃は、台風上陸の前日には小さな離島だったのもありますど、あっという間にカップ麺や缶詰は売り切れていました。いまは、便利で豊富なレパートリーの非常食があるので、同じものを食べ続けなくても済みますよね。
別の対策として、冷蔵庫の物が溶けた時に水滴が流れてくる可能性があるので、床が濡れてもいいように大きめの雑巾を用意しておいた方がいいです。
また、その水滴で漏電の可能性もあるので、冷蔵庫のコンセントは抜いておくかブレーカーを下しておくことで、冷蔵庫の故障や二次災害の予防をすることができます。
冷蔵庫の中身をちょっとでも長く保持するになら、車載用の冷蔵庫があれば無理に食べて消費することなく使うことができます。
容量は、車載用なのでそこまでたくさん入るわけではないですけど、車ならエンジンをかけるだけでいいので頼もしいアイテムとなってくれます。
停電の時の冷暖房
夏場は異常な暑さがとなっているので、エアコンは必需品となっていますよね。
「尋常じゃない暑さが続くけど、人間はどこまで暑さに耐えられるのか…」で取り上げましたが、暑さ対策をしないと命に関わりますからね。
しかも、異常な暑さは「重大問題!!温暖化によるこの異常な暑さの猛暑は数年続く??」に載せたように、今後4年は続くという研究結果が発表されています。
なので、冬場の暖房器具よりも、夏の冷房機器の方が電気に依存しているプラス命に関わる問題となるので、長期的に停電が続くのは深刻な死活問題となります。
停電の時の冷暖房対策
冬場の場合は、服を多めに着込むことや、灯油式のストーブがあれば電気がなくても暖をとれますよね。
防災グッズの、「アルミブランケット」を活用したり、身近な物だと「段ボール」や「新聞紙」などは保温性が高いので、体温を逃がさないようにする工夫ができます。
地域にもよりますけど、冬場よりも夏場の方が厳しいものがあります。
電気を使わずに暑さを凌ぐ方法は、比較的限られていますから…
団扇(うちわ)は、自分の力で出来る最低限の方法ですが、ここ最近の暑さは団扇(うちわ)で扇いでも逆に汗をかいて暑くなるだけですよね。
ですから一番お勧めな方法が、「車のエアコン」を使うことです。
家のエアコンがダメでも、車のエアコンなら涼むことができますから、特に赤ちゃんや小さな子供さん、高齢者の家族がいる場合は絶対に活用した方がいいです。
なので、強い台風が近づいている時には、ガソリンを満タンにしておき、車を安全な場所に停めておくのも台風対策の一つになります。
車は、携帯の充電も、災害情報や停電情報もラジオで聞けるので、かなり強い味方になってくれます。
極力に車が冷えるように、窓ガラスに「断熱フィルム」や「サンシェード」などを使って日差しによって温度が上がらないようにしておけば、なお効果的です。
車以外の方法としては、「水で濡らすと冷たくなる保冷タオル」や、「ソーラー充電タイプの扇風機」などを使って暑さを少しでも軽減し、寝るときには「ひんやり敷きパッド」などをひいて寝苦しさを少しでもごまかしていきましょう。
年々暑くなっているので、夏場の停電は特に大敵ですから上手に対処したいですね。
強い台風がくれば、電柱が倒されたり、電線が断線するので停電の確立が上がりますし。
便利アイテムを駆使して、熱中症でダウンしないようにして凌ぎましょう。
停電の時のトイレ
停電になると厄介なのが、水が使えなくなること。
とはいっても、その時の状況にもよりますが…
一番断水しやすいのがマンションなどの高い建物です。
その建物の給水方法にもよりますが、ポンプで水を送っている場合は停電でそのポンプが停止してしまうので、水が出なくなります。
もう一つのパターンは、大もとの水源の電源が停電することで地域一帯に水を送ることができなくなり、復旧するまで水が出なくなることがあります。
なので、必ずしも
停電 = 水が出ない!!
ではないのですが、大規模災害になると大もとの水源の電源が止まってしまう可能性があるので、対処法は知っておくに越したことはありません。
まず、「飲み水」に関してですが、基本的には非常水をストックしておくことが大切です。もう一つのパターンとしては、「南海トラフや巨大地震に備えて非常用の保存水を無駄なく準備するおすすめの方法」の方法である程度は対処できます。
しかし、問題は「トイレ」ですよね。
人間の造り的に、どうしても必要なものですから。
トイレのタイプや状況によっても違いがでてくるのですが、最新のタイプの自動式やリモコン式のトイレは、たとえ水が止まっていないとしても停電になると流れなくなってしまいます。
停電の時のトイレ対策
最新のタイプは停電だけど、水は出るはずなのにトイレだけ流れないパターンに陥りがち。
メーカーや機種にもよりますけど自動式やリモコン式のトイレは、非常用の手動レバーが隠されていたり、乾電池をセットして流せるようになったりするので、説明書等であらかじめ確認しておくと慌てずに済みます。
では、水が断水状態で全く出ない時はどうでしょうか。
流せる水が確保できているなら、バケツ1杯の水で流すことができます。
実際にどんなものかと、何十回とバケツで流してみたのですが、真っ直ぐ正面から流す方法が勧められていますが、個人的には正面から真っ直ぐに流すのではなくて少し斜めの角度で流すとトイレットペーパーも一緒にキレイに流れますよ。トイレの水が少し回るように流れるのと同じような角度で流すイメージです。
私が試した時はトイレットペーパーもキレイに流しましたけど、トイレットペーパーは詰まったりした時の方が使えなくなってしまって厄介なので、流さずに燃えるゴミで処理する方法が安全です。
一気に流すと水がなくなった状態になることがあるのですが、水が溜まっていないと臭いが逆流してくるので、そんな時はゆっくりと水を流して少し溜まった状態にしておけばOKです。
和式の場合は、レバーを下した状態でバケツの水を流せば流れるようになっているそうです。
※我が家は洋式なので、試してみてはいないです。
いきなりの停電で、トイレを流せるだけの水も確保できない時はどう対処すればいいのでしょう。
「簡易トイレ」をストックしておくか、自作しましょう。
洋式の場合なら、便座の内側にポリ袋やスーパーの袋をはめ込んで、中に新聞紙やトイレットペーパーを少し敷き詰めれば簡易トイレの完成です。
ポリ袋やスーパーの袋は、2、3枚重ねておけばより安心です。
停電の時のトイレ問題はかなりの困りものなので焦りますが、しっかりと備えておけば大丈夫。
もし停電から復旧したら、トイレの水をすぐに流してしまうとトラブルの原因になるので、まずは近くの蛇口から水を出してエア抜きしてから使いましょう。
停電の時の非常用電源を確保
いざという時のための、非常用の発電機を持っている方も多いのではないでしょうか。
他にも、太陽光発電が一時的に蓄えていられるタイプや、電気自動車が一時的に電源の役割をしてくれるなどいまでは様々な方法で非常用の電源を確保できますよね。
また、ガソリン式の発電機があればしばらくの間は、電源を確保できます。
とはいっても、長期的な停電となると限られた電気しか蓄えていられなかったり、燃料系だとどうしてもなくなってしまったらそれまでですし、家の中では使えません…
そこで力を発揮してくれるのが、「充電式の発電機」です!!
特に、いま多いのが「リチウム電池」の発電機です!!最近は、アウトドアで活用している人も多いのですよね。
さらに、「suaoki改良版 大容量120000mAh /400Whリチウムイオン電池発電機」が注目を浴びています。
個人的にも、注目度No.1です!!
いまから発電機の購入を検討している場合は、絶対にチャックしてください!!
やはり、非常用の電源を持っていると心強いですよね。
アウトドアによく行く場合は、とても重宝するし災害時の停電にも対応できるので無駄がないです。
いまから、一家に一台は発電機が当たり前になるのかもしれないですね…





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