今年は何かと、台風に注目がいく年となっていますが、台風26号(イートゥー)もそんな台風の一つなっています。
今後の秋台風は、日本にもくる可能性は大いにあるので今回は上陸も接近もないからまぁいいやではなく、もしスーパー台風レベルの台風がくることになったら…を踏まえて考えていきたいと思います。
台風26号(イートゥー)の恐ろしさ…
2018年10月22日に台風の卵から、台風へと変わって発表された台風26号(イートゥー)。
今回の名前の由来は、中国が命名で「玉兎 /Yutu 」を意味する中国民話に登場する月のうさぎとなっています。
今回の台風26号(イートゥー)は、台風の卵から台風になったばかりの時には、985ヘクトパスカル程度の弱弱しいものでした。もちろん出来立ての台風はその程度が当たり前ですからなんら特別のものでもないです。
ただ、この台風の成長速度がとてつもない!!
中心気圧 985ヘクトパスカル
階級 なし
最大風速 30 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 40 m/s
だったのが、
中心気圧 970 ヘクトパスカル
階級 強い
最大風速 35 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 50 m/s
一日も経たないうちに、かなり勢力を強めていきました。
そして、ここからがこの台風の恐ろしさです!!
急成長を遂げてしまった結果が…
階級 猛烈な
中心気圧 905 hPa
最大風速 60 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 85 m/s
とんでもない急成長ぶりです!!
24時間であっという間に、スーパー台風レベルへとレベルアップしたのです!!
台風の規模やレベルについては、「台風 -どこへ行くの?台風情報で知る-」を参考にしてみてください。
この猛烈な勢力となった台風26号(イートゥー)は、北マリアナ諸島における観測史上最強の台風となっています。
この最強レベルの台風は、2013年11月4日に発生しスーパー台風となった台風30号(ハイエン)に近いものがありますが、サイパンなどに直撃するのは統計以来初のこととなります。
しかも、台風26号(イートゥー)は台風の目が小さくキレイにまとまっているので破壊的な力をもった台風ともなっています。
台風26号(イートゥー)は日本に向かってくる可能性もあった
「秋なのに台風??」と思う人もいるかもしれませんが、秋こそ台風の恐ろしい季節となります。
先程触れたスーパー台風ハイエンも、11月に入ってから発生しています。
つまり、この秋の時期は猛烈な台風が発生する可能性が高い傾向にあります。
異常気象で台風異常発生 – 観測史上珍しい台風発生数まとめ –
そして、今回の台風26号(イートゥー)の進路は、太平洋高気圧とジェット気流の関係で日本に向かってくる可能性も高かったです。
つまり、今後こうしたスーパー台風レベルの台風が日本に近づく、もしくは上陸することも大いにあり得ることになります。
もし、日本にスーパー台風レベルがきたら…
今年は、台風21号(チェービー)によって大きな被害を受けました。その台風21号(チェービー)をはるかに凌ぐ規模と強さの台風がくるわけですから、関西空港のようなかなり想定外の被害も発生することでしょう。
最強台風21号(チェービー)がもたらした被害から教訓を得る!!
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これから異常気象で、スーパー台風レベルの台風が増えるとされています。
重大問題!!温暖化によるこの異常な暑さの猛暑は数年続く??の記事で取り上げたように、しばらくは異常な高温状態の夏が続くので海水温が高くなるので、台風の異常発生や、台風の巨大化や強力化も多くなることが容易に予想できるので、台風の認識レベルも普通の台風への警戒以上に注意していく必要が大きくなっていくでしょう。
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