9月1日はなんの日?防災の日?

9月1日は防災の日

9月1日は、「防災の日」となっています。
特に祝祭日でもないので、防災の日ってなんの日なの?と思われる人も最近では多くなっているのかもしれませんね。
私も、ちゃんと調べてみるまでは認識が薄かったですし。
なのために、防災の日がつくられたのか。
そもそも防災の日はなぜ9月1日になのか。
自分の士気を高める意味でも、整理してみました。

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防災の日とは何?

防災を心がける

「台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、それらの災害に対処する心構えを準備する」事を目的として、内閣の閣議で定められた日となっています。

1960年(昭和30年)なので、いまから57年前になるんですねぇ。

1982年(昭和57年)からは、「防災週間」として8月30日から9月5日までの1週間を、防災のための運動週間として各地でイベントなどが開かれるようになりました。

なぜ9月1日になったの?

この日に決められたのには、2つの大きな理由があります。

関東大震災と伊勢湾台風が、関係してます。
主な理由は、関東大震災の発生があったからです。
9月は台風の多い月とされていた中で、記録的な被害を及ぼした伊勢湾台風が発生したのも決め手の一つとなった事でしょう。

関東大震災が発生

関東大震災

1923年(大正12年)9月1日午前11時58分44秒に、関東大震災は発生しました。

◆ 震源地 神奈川県相模湾
◆ マグニチュード7.9
◆ 最大震度6
 死傷者・行方不明者 約10万5千人
 家屋の倒壊 全壊約13万棟,半壊約13万棟,焼失約45万棟 計約71万棟

ここまで大規模の被害となった要因の一つが、火災でした。
一番被害の大きかったのが、東京で約6万人以上の死者がでたとされています。
その原因が、火災だったのです。

震災の被害で、倒壊した家屋に次から次へと燃え広がる火は、火災旋風となり食い止めるために行動できる人も限られた状況で、いまのように交通手段も発達しているわけではなかったので、救援がすぐに来るはずもなく成す術がなかったのです…

伊勢湾台風

恐るべき高波

1959年(昭和34年)9月21日 現在でも台風が多く発生しているマーシャル諸島付近で、熱帯低気圧が猛烈な勢いで発達し、台風15号が発生しました。

その5日後の9月26日18時過ぎに、勢力を衰えさせる事なくそのまま紀伊半島南端に上陸。
紀伊半島 → 愛知県 → 岐阜県西部 → 富山県と進路をとって見事に縦断してから日本海へ抜けていき、史上まれな被害の爪痕を残していったのです…

最低気圧:940ヘクトパスカル
最大瞬間風速:55.3m/s
死者・行方不明者 5,098人
負傷者 38,921名
家屋倒壊 全壊40,838棟、半壊113,052棟
浸水 床上浸水157,858棟、床下浸水205,753棟

これだけの被害の要因は、台風が超大型で猛烈な台風に発達した勢いを失う事無く上陸したことでした。
そのため、暴風域が直径700㎞に達した状態だったので、台風の強風域は本州の大半を丸呑みにするほどの大きさで襲いかかったのです。

各地で200ミリ以上の大雨を降らし続け、土砂災害が頻発。

さらに、3.89メートルの記録的な高潮が発生したため、現在よりも堤防設備がなされていなかったのもあり河川は大氾濫状態になってしまい、膨大な規模の家屋が浸水被害に遭ってしまいました…

 

このような、大災害が起こったことで防災に対する見方はさらに強まり、防災の日は制定さたのです。
歴史を通すと、地震、火災、台風、大雨、高波といった自然災害の破壊的な影響力にもし遭遇した時は想定しておかないといけない気持ちにもなりますよね。

過去の出来事から学ぶ

過去の教訓とは…

自然災害は最近始まったものではなく、昔から存在しています。

しかし、現在は温暖化の影響で、確実に増えるもしくは、巨大化する傾向にあります。
まさに、ここ数年の災害を思い返すと、恐ろしい規模と破壊力の災害の発生を目の当たりにしてきているのではないでしょか。

極端な自然災害が、これから頻発しても決しておかしくない時代に、私たちは生活している事実からは逃れられないわけです。

 

宜しくお願い致します。
だからこそ!!
備えと、災害に対する知識と認識は忘れないようにしたいと思っています。
もちろん過度に心配し過ぎても、ストレスにしかならないので、バランスの取れた見方をもっていきたいですよね。

まずは、小さな事からでも自分の身を守り、大きな災害の時などに人を助ける事のできる余裕をもてるようにしたいとも感じています。

そのために、まだまだ情報不足な面が多いですが、これからも皆さんのお役にたてるような情報を出来る限り発信するよ努力していきますので、どうぞお付き合いください。

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