死亡リスクもあるので注意!! – クループ –

クループ

知っておかないと入院レベルにまで悪化し、最悪の場合は命に関わる乳児を中心にかかる「クループ」
過去に、何人もの幼い子供の命奪ったこの病に備えはできていますか?

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クループは症候群

乳幼児の病気

クループは、喉頭声帯に炎症を起こす症候群と呼ばれる病気です。
スコットランドで「しゃがれた声で鳴く」からきた名称となっているようです。

症候群はよく使われていますが、簡単に言うと原因不明の複数の病気をグループとしてまとめたものの名称です。
風邪も症候群なので人によって、鼻水からだったり、咳だけだったりと違いがあります。
でも、だいたい同じ症状を発症しますよね。

クループも全く同じ症状ではないですが、呼吸に症状が表れる症候群となっています。

クループの特徴

最初は風邪のようにのどが痛くなり、咳が出て、発熱するといった症状なので区別がつかない場合がほとんどです。
また、風邪をひいた後にかかる場合もあります。

時期:

秋から冬が多いです。
しかし、春や夏にはならないというものではないです。

年齢:

喉が痛い

主に、乳幼児の病気と言われているように、生後3ヶ月から6歳までの子供がほとんど病気です。
特に3歳までが、データーでは多いとされています。

性別:

女の子よりも、男の子の方がかかりやすい傾向にあるようです。

熱:

38~40℃ほどの発熱。
発熱しない場合もあります。

咳:

「犬のような声」と例えられる咳がでます。
しかし、ワンワンではなくケンケンといった感じの甲高い、もしくは乾いたかすれたような咳です。
アシカやオットセイなどの鳴き声にも聞こえる咳で、犬吠様咳嗽と呼ばれています。
声も、同じようにかれてくるので、泣き声もでなくなったりもします。

呼吸:

炎症が原因で、気道が狭くなるため苦しい状態になります。
喘息とはまた違った呼吸困難がみられるため、息苦しそうな呼吸をしはじめます。
チアノーゼになり唇が紫色になるほどだと、窒息にもなりかねないので一番注意が必要な症状となります。

急な悪化:

夜は特に注意が必要

昼間は大した事がないのに、になると急激に悪化する場合があるので、夜は特に注意しておきましょう。

感染ルート:

何が原因にかによるためはっきりと言えませんが、主に飛沫感染になるので、くしゃみや咳、唾液や排泄物からも感染します。

発症期間:

3~5日がピークで悪化し、それから少しずつ回復傾向に。

潜伏期間:

バラつきが多いようですが、早くて1日、長くて7日程度が目安になっています。

クループの原因

悪さするウイルスや菌

症候群なので、これっ!!と断定はできないようですが、ウイルスや菌のどれかが原因とされています。
ウイルスが原因の場合が、一番多い要素となっていることはわかっています。

ウイルス性:

パラインフルエンザウイルスが特に、主な原因ウイルスとなっています。
他にも、アデノウイルスやインフルエンザウイルスやRSウイルスも原因とされています。

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菌:

インフルエンザ菌b型(Hibヒブ)やジフテリア菌、溶連菌、黄色ブドウ球菌などの菌が関係しているとされています。

どれが原因かによって、感染力が変わるので強いウイルスが原因だとあっという間に感染しますので、人との接触は控えた方がいいでしょう。

 

では、クループにかかっていまったら!?

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